いったい誰が撮影したのか?

 いったい、3~5枚目は誰が撮影したのか。ここに事件解決の緒を見出した警察は、これらの写真を地元紙『上毛新聞』に掲載し、広く情報提供を募る。

 すると、ほどなく、新聞を読んで事件を知ったという「石田」を名乗る22歳の修理工の男性から上毛新聞社に電話がかかってきた。

写真はイメージ ©getty

 男性曰く、8月13日の昼過ぎに霧積温泉を流れる霧積川に友人と釣りに出かけた際、井上さんと思われる女性に撮影を頼まれ「2回」シャッターを切り、その後何事もなく別れたのだという。

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 しかし、改めて警察に出向き詳細を話すと電話を切った男性が現れることはなく、さらに後の調べにより、男性が話した住所(東京都世田谷区)や勤務先には該当する人物がいないことも判明する。

 そもそも『上毛新聞』は群馬県のみで配布されているローカル紙で、その記事を東京在住の人間が見る機会はほとんどないはず。

 よって男性の証言は単なるいたずらと警察は結論づけたが、捜査員の中には、この男性こそが犯人で、自己顕示欲と捜査の進展具合を調べるため電話をかけてきたと見る者もいたそうだ。