「朝起きたら大抵おねしょしています」トイレで用を足すのが難しくなり…
――排泄などは問題ないですか。
恋池 全然大丈夫じゃなくて、朝起きたら大抵おねしょしています。先生の服を全部着替えさせて、おねしょした服を1回手洗いしたあとに洗濯機でも洗ってるんですけど、それを午前中にやるのが多少めんどくさいです。
――オムツは嫌がるんですか。
恋池 いや、オムツして寝るんですけど、量が多くて溢れちゃうみたいで。あと、トイレでするのも難しくなってますね。
――別の場所でしてしまうってことですか。
恋池 トイレっぽい空間で用を足してしまうというか。たとえば猫のトイレとか、部屋の角とか。
最初は夜中も物音がする度に「先生、トイレかな?」と思って起きてたんですけど、こっちが寝不足で辛くなるので、なるべく鍵をできるところはして、そのうえでトイレのドアを開け放し、便器の蓋も開けておいて、「トイレはここです!」と、わかりやすくするようにしています。
部屋のレイアウトも、ベッドで目覚めたらすぐに便器が見えるように工夫しました。
「もう一緒に暮らせなくなっちゃうと思うと…」老人ホームの利用に踏み切れないワケ
――今はデイサービスの利用をされている。
恋池 そうですね。周りからは、「老人ホームはなかなか入れないから、今のうちに申請しておいたほうがいいよ」とかって言われるんですけど、もし申請が通って先生がホームに入ったらもう一緒に暮らせなくなっちゃうと思うと、なかなか踏み切れず。
今通っているデイサービスのスタッフさんが、「結局、奥さんといるときが一番生き生きしてますよ」と言ってくれるので、嬉しくなっちゃって余計に気が進まないというのもあります。
――恋池さんが誰かはわからないけど、「妻」であることはわかっている?
恋池 なんというか、「妻」とか「夫婦」とか、「結婚」っていう概念自体がもうわからないんだと思いますね。

