28歳のとき、41歳年上の伝説的漫画家・真崎守氏と結婚した漫画家の恋池りもさん(44)。結婚から3年後には真崎氏が認知症を発症し、10年以上、介護と仕事の両立を続けている。
そんな2人の日々を綴ったエッセイ漫画『だからわたしは41歳年上の夫と暮らしてます』を上梓した恋池さんに、結婚を決めた経緯や、「年の差婚」への周囲のリアクションなどについて、話を聞いた。(全5回の3回目/4回目に続く)
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「せめて60代のうちに急ごう」と入籍
――「大家と下宿人」として同居をはじめてから3年後となる2010年、恋池さんが28歳、真崎先生が69歳のときに結婚を。
恋池りもさん(以下、恋池) 70歳になるとさらにおじいちゃん感が増すから、「せめて60代のうちに急ごう」と、籍を入れに行きました。
――婚姻届を出したとき、役所の人の反応はいかがでした?
恋池 それが「おつかれさまです」って感じで、めっちゃ淡々としていて。ちょっとはツッコんでほしかったです(笑)。
ただただ「ずっと一緒にいる」だけだった2人の関係
――恋池さんは学生時代から「真崎先生と一緒にいたい」という強い思いがあったとのことですが、先生は恋池さんの存在をどのように受け止めていたと思いますか。
恋池 「なんか一緒にいてくれるやつ」っていう感じじゃないかなぁ。もうお互いにそういう感じで、とにかく何があっても「ずっと一緒にいる人」みたいな。
「夫婦」とか「恋人」みたいな社会的にわかりやすい“肩書き”があれば周りも安心すると思うんですけど、私たちの場合ずっとそういうものがなくて、ただただ「ずっと一緒にいる」だけだったんですよね。
――例えば2人で手を繋いで出かけたりしたときは、「恋人」感がポワ~ンと出てくる?
恋池 もう少し年齢が近かったら、「これは恋なのかしら?」って思うかもしれないけど、41歳差で年が離れすぎちゃってるからか、自分でもよく分かんないんですよね。
だから先生も最初、「結婚」じゃなく「養子縁組」しようとしたんだと思います。

