昨年(2025年)8月21日の1stライブは、アーティスト・平手友梨奈の新たな出発を印象づけた。ただ、本人は直後のYouTubeでのインタビューで、ライブの感想を訊かれ、《振り返りたくない気持ちと、振り返らなきゃいけない気持ちと……みたいな感じです》と答えている(「平手友梨奈『I’m human』 Official Interview」2025年10月27日配信)。ようするに反省点が多かったというわけだ。あいかわらず、彼女は自分のパフォーマンスに完全に満足することはないらしい。

 セットリストは、社長やマネージャーとも話し合って、この日にしかできない構成にした。その曲目には、平手が以前テレビでコラボレーションした乃木坂46の「きっかけ」のほか、自身のデビュー曲である欅坂46の「サイレントマジョリティー」、さらには彼女が欅坂を脱退後に残ったメンバーによってリリースされた「誰がその鐘を鳴らすのか?」も入っており、ファンには驚きをもって受け止められた。

夫・神尾楓珠は「この人のために頑張りたい」

 私生活では、今年2月に3歳上の俳優・神尾楓珠と結婚を発表している。神尾はこのあと7月に出演したトーク番組で、結婚を決めた理由として「この人のために頑張りたいって思ったところはありますね」と語っていた(日本テレビ系『おしゃれクリップ』2026年7月12日放送分)。頼もしいパートナーを得て、平手のほうにはどんな変化があったのか気になるところだ。

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2026年2月に、3歳上(結婚発表当時)の俳優・神尾楓珠との結婚を発表(平手友梨奈のXより)

 結婚後、6月に25歳を迎える直前には、ソロ初アルバム『無表情な表情』をリリースした。それを携えて、きょう、日本武道館でコンサートを開催する。

「予測できる未来って面白くない」

 平手は欅坂時代から「そのときに感じたことを大事にする」ということを常に言い続けてきた。かつてはそれに加えて《予測できる未来って面白くないですし、そうやって決めつけてしまうことに意味はないと思うんです。自分としては本当に、成り行きのままという感じ。将来的にこうしたいとか、こうなろうというビジョンも、いまはありません》と語っていた(『サンデー毎日』2018年10月7日号)。

2026年6月にリリースされたソロ初アルバム『無表情な表情』

 そんな彼女も、20代半ばになって、将来に向けてそれなりにビジョンを描くようになったのだろうか。それとも、いまも「成り行きのままという感じ」なのか。いずれにせよ、外から見ていると、平手友梨奈はまだまだ予測不能な存在だ。きょうのコンサートでも一体、自分の曲をどんなふうに見せてくるのか、まったく予断を許さない。

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