女性が見る「高市早苗」とは、一体どんな人物なのか。ジャーナリストの河野嘉誠氏が、同じ女性政治家たちの証言から探った(敬称略)。
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「高市さんはガリ勉タイプ」
ワンピースを身にまとい、カメラに向かってウインクする女性。1990年、週刊誌「FRIDAY」に掲載された高市の写真である。高市と共に写るのは、伊丹十三作品などで女優として活躍していた石井苗子(現・日本維新の会参院議員)。当時、2人はフジテレビの朝の情報番組「朝だ!どうなる」のキャスターとして共演していた。石井が振り返る。
「私たちの服装は、当時流行っていた、身体のラインを強調する“ボディコン”スタイル。私が履いていたピンクのハイヒールを見て、高市さんは『アメリカナイズやん!』なんて言っていました」
高市は米国のパトリシア・シュローダー下院議員の事務所勤務を経て、89年からテレビ番組のキャスターなどとしてメディア出演を重ねた。FRIDAYに登場した当時は29歳。7歳年上の石井を「お姉ちゃん」と慕っていたが、石井は、高市について「自分とは真逆」だと感じていた。
「高市さんはガリ勉タイプで勉強熱心。ある日の生放送中、彼女が話そうとした時にちょうどCMに入ってしまった。すごく悔しそうな顔をするので、ディレクターがわざわざ謝りに来るほどでした。私はむしろ、オンエア中に眠そうな顔をして、ADに注意されていたタイプでした」
番組スタートと同じ90年、2人は「週刊朝日」の短期連載企画にそろって登場。高市は羽田孜を、石井は森喜朗をインタビューしている。
「この連載を担当したカメラマンさんが亡くなった際に、ご家族から伺ったのですが、私と高市さんは本当に対照的な2人だったと仰っていたそうです。私が森さんにインタビューした際には、彼は2時間以上も遅れてきた挙句、開口一番『いや、美人を待たせちゃいかん』と言うので、私は、女性をバカにしているとすごい顔でにらみつけたそうです。対して、高市さんは『あれもやります、これもやります』と自分を売り込もうとしていたそうです。『絶対に政治家になる』と一生懸命だったのでしょう」
