――家にライダーグッズがあるとバレてしまうので、おうちにお友達を呼ぶことも難しそうですね。

天翔 そうなんです。どうしても呼ぶことはできなかったです。夢というのも変ですけど、学生のころにお友達を家に呼んで遊ぶというのが、自分の中では憧れでした。

©釜谷洋史/文藝春秋

――天音さんの家に遊びに行きたいとお友達に言われたことはないですか?

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天翔 何度もありますね。

――それをなんと断っていたんですか?

天翔 「いつか来てね」と言っていました(笑)。

父がサプライズで学校訪問、変装はしていたが…

――後にバラエティー番組で、天音さんが藤岡さんのお子さんであることを公表するじゃないですか。藤岡さんの娘だと気づいている友達はいましたか。

天翔 いました! どうしてかわからないんですよね。ただ、父は基本的に私たちの学校の行事に来られないのですが、1回、学校の行事に私たちに知らせずに隠れて来たことがあったらしくて。それをきっかけに徐々にざわつきが起こったことがありました。

――でも、藤岡さんはバレないよう変装して来たわけですよね。

天翔 変装はしていたと思いますよ。サングラスをして、帽子をかぶって。

――それ、逆に目立ちますよね(笑)。

天翔 そうなんです。父がなぜバレるかというと、誰よりも一番響く声なんです。腹から出す、すごくいい声なので。小さい声で喋っても低音が響いてしまうんですよ。

天音さんと父・藤岡弘、さん 本人インスタグラムより

――体格もやっぱり違いますよね。

天翔 違います。あと、ガンベルトという、自衛隊の方が使うような特殊なベルトがあるのですが、父はスーツ以外の時はどんな格好でもずっとしているんです(笑)。懐中電灯やライターなど、いつなにが起きても身を守ることができるものを身につけているので、どうしても目立ってしまいます。

――それはバレますね(笑)。逆にあまりに藤岡さんのイメージすぎて、まさか本人だと思わないかもしれません。

天翔 いや、プライベートでこそしています(笑)。

――でも学校行事でお父さんが参加されないことに、寂しさはありませんでしたか? 

天翔 寂しさはありましたね。行事にも父にすごく来てもらいたかったですし、父と何かをやるという行事も結構ありましたが、そういうときに必ず私だけ父が来ていなかったので。

 学校以外でも距離を置いて歩くとか、お店もバラバラに入るなど、常に工夫して意識しなければいけない環境だったのが大変でしたね。

――バレるから街を一緒に歩いてはいけないんですね。

天翔 並んで歩くことはもちろん、外に食事に行く日も、常に周りの視線を気にしながら入る感じでした。