“仮面ライダーの先輩”としての父からの言葉は…

――完成した『仮面ライダーアインズ』を最初に見たとき、どんな感情が湧きましたか。

天翔 すごく鳥肌が立ちました。「めちゃくちゃかっこいい作品になった」という喜びや、自分が全身全霊で頑張ったものが作品になっていることへの感動がありました。後悔は1つもなくて、この作品を日本だけではなく、世界中の方々にも届けたい、見ていただきたいという気持ちが、より一層高まりました。

©釜谷洋史/文藝春秋

――ご兄妹は、どのような反応だったんですか?

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天翔 みんな興奮しながら本編を見てくれて、一緒になって自分のことのように喜んでくれました。「普段の天音とは全然違う。こういう姿の天音に初めて出会った」と、結構衝撃もあったみたいです。

 強さを持ちながら、自身の葛藤に打ち勝って変身する三日月ナユタを、本気で演じている私の姿を、みんなが見るのは初めてだったと思うんです。姉は『仮面ライダーアインズ』について、「自分も頑張らなきゃ、という後押しになるような作品だね」と言ってくれて、嬉しかったです。

――お父さんは撮影現場にも立ち会われましたが、完成した作品を見たときの感想は、どのようなものだったのでしょうか。

天翔 アインズを見たときに、「強さと美しさを兼ね備え、自分の葛藤を乗り越えて変身するアインズの姿を演じられるのは、すごく尊いことだ」と言ってくれました。また、自分の原点であり、1号のオマージュでもある作品を、55年後に娘である私が変身して受け継ぐことを、心から喜んでくれたみたいです。

「本当に天音にしかできないよね。この作品を通して、自分に自信がない子や、何かに負けそうになっている人が、アインズのように自分の葛藤を乗り越えて変身し、正義のために変わっていける。アインズの姿を通して、いろいろな人に影響を与えられる作品に、これからしていってほしい。アインズを大切にしてほしい」と言ってくれました。

「KATE」×「仮面ライダーアインズ」CM試写会で魅せた“変身ポーズ”親子共演 本人インスタグラムより

――それは、仮面ライダーの先輩としての言葉ですね。

天翔 そうですね。それを聞いて、「絶対に私もアインズと一緒に、これから成長していきたい」と強く思いました。演じる上でも学ぶことがたくさんあって、自分を成長させてくれた、自信をくれた作品です。20歳でこういう作品に出会えたことは、一生忘れないと思います。これからの自分にとって、原点となる作品になっていくだろうなと感じています。