自分の商品価値を客観的に見られるようになった

――15歳からたくさんの人の視線の前でパフォーマンスをして、SNSでもリアルでもさまざまな人々の反応に晒されて、女性としてもいろんな思いをされたのではないでしょうか。

山崎 子どものころからの神経質さ繊細さを10代の時も携えているので、それなりに気持ちが揺れることはありましたね。でも途中からだんだん自分の商品価値を客観的に見られるようになって、人からはこういうふうに見られているんだなとか、この部分はメリットを出せるなとか、考えるようになりました。リアルな自分とどこか乖離している感があるというか。どちらも本当だし、無理して作っているわけではないけれど、本名で、自分の顔を出して素性も出してお仕事しているので、何らかの否定的な反応を受けた時に、「自分を否定された」と思ってしまうと削られるんです。私の、その人に見えている部分がその人の趣味にそぐわなかったのであって、私自身への評価ではないと受け止めるようにしないと。これは自分でしかコントロールできない部分ですよね。

©山元茂樹/文藝春秋

――いまでも、芸能の交友関係だけではなくて中高や大学時代のお友だちと一緒に遊ぶことも多いとか。“業界”的な価値観とは別のところで旧友と話をすると、ホッとしますか。 

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山崎 彼らのことは人として好きなんです。どんなに忙しくても、大学の同級生とお茶して、父親とIKEA行って、先輩と食事したり、年一でひとり旅に出たりしてリフレッシュします。忙しすぎて心身が疲弊しているとき、殻にこもるのって簡単だけど、私は人と交わっていた方が復活するみたいで。事務所を独立してから2年間ぐらいは、半年に1回は急な発熱で倒れていたんですけれど、最近はストレス値が減ったのか、大きく体調を崩すこともなくなりました。自分が健全でいられる方法をちょっとずつ見つけていった……というか、自分の飼い慣らし方を少しずつ体得しています(笑)。

次の記事に続く 「自分を生かすためだけならこんなに仕事しなくていい」ラジオ、討論番組、YouTube…“限界労働ネキ”を自認する山崎怜奈(29)が働き続ける“本当の理由”

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