――ドライとおっしゃいますが、私は番組観覧に来られている山崎怜奈ファンの皆さんの礼儀正しさやマナーの良さは、山崎さんの人柄を表していると思って見ています。いわばファンの“民度”はタレントさん本人を映す鏡、というか。
山崎 ありがとうございます。実際、ファンの存在は心強いです。自分が頑張る必要性って、そこまでないというか、自分一人を生かすためならこんなに仕事しなくていいけど、ご縁があるならスケジュールの限りやりたいなと思えるのは、ファンの方々が活躍を見聞きして喜んでくださるので。
――愛と節度があるし、ものすごくお行儀よく、しかもキレイなメッセージボードをしっかり作ったりして番組を応援して、技術も洗練されている(笑)。山崎さんのファンはレベルが高いな、って。
山崎 推しが嫌がることは絶対にしないと心得ている人たちばかりで、私への接し方も丁寧な人が多いのはありがたいです。前職の時から、ファンの方々にどんな言葉で何を伝えていくかはすごく大切にしてきたので、私も信頼しています。
“自分の人生の異常さ”を自覚するようになった
――古参ファンの方なんて、もしかしたら山崎さんが二足のわらじを履いて心身ギリギリの青春を送っているころからずっと、成長の伴走をしてくださっているわけですよね。
山崎 自分は、誰かのために頑張るというモチベーションを持つことには向いてないと思っているんです。でもせっかく喜んでくれる人がいるならやろうかな、と思えたのはファンの応援があったおかげです。そうじゃないとやれなかったことがいくつもある。
――ファンの応援も後押ししてくれた、数々の「賭け」がこのエッセイ本に書かれていますね。
山崎 今回の『すべては果てしない賭け』を書くことになったのは、これまでいろんなメディアからのインタビューで進路選択やキャリア選択について聞かれてきた記事がかなりの数になったので、いちど一つにまとめておこうと思ったのがきっかけです。自分としては自分の人生にそれほど特殊さを感じたことがなかったけれど、人に聞かれるがままに話していくと引かれるレベルの内容が多いらしくて、聞いている人がドン引きしていることが、ままあるんですよ(笑)。
――ちょっと想像できます(笑)。

