2/3ページ目
この記事を1ページ目から読む
午前1時ごろ、屋根に何かが落ちたような「ドン」という激しい音が鳴った。母ジェニーは気にしつつもそのまま眠っていたが、30分後の午前1時半ごろ、煙の臭いで目を覚ます。慌てて臭いのする1階に降りたところ、普段夫が使っている仕事部屋の電話線や配電盤の周りから火が起きているのを目撃する。
ジェニーはすぐに夫ジョージを起こすとともに、子供たちに脱出を促し、ジョン、マリオン、ジョージ・ジュニア、シルビアが無事に外へ。
モーリス、マーサ、ルイス、アイリーン、ベティの5人は2階の寝室にいたが、階段は炎に包まれ、彼らを呼ぶ叫び声にも反応なし。それでもジョージは裸足で壁を登り2階の窓を割り中に入ったものの、激しい煙で何も見えない状態だった。
なぜか消防署に電話がつながらない
両親は当然のように、近所の家の電話を借り消防に連絡しようとした。しかし、なぜかオペレーターに繋がらない。
火はまたたく間に家屋を包み、両親と4人の子供は45分間、自宅が燃え尽きるのを唖然と見守るしかなかった。ちなみに、消防が現場に到着したのは夜が明けた午前7時ごろだったそうだ。
両親は家に残された5人の子供が焼死体で発見されるものと思い込んでいた。が、フェイエットビル消防署が3時間をかけて屋内を調べても、遺体どころか一片の骨も見つからない。消防は高温で完全に焼失したと結論づけ、州消防保安官も「配線の不備による事故」と判定。
12月30日に5人の死亡診断書が発行される。
