自身のYouTubeチャンネル「@見た目だけ外国人の生活」で、"日本育ちの黒人女性"としてのリアルな日常や本音を発信し、多くの共感を集めるジェシカさん(27)。
小学生で始めたバレーボールで才能を開花させた彼女は、スポーツ推薦で福井県内有数の進学校に進学。輝かしい成績を収める一方で、その裏では人生を揺るがす大きな試練に直面していた。高校2年生での父親との突然の別れ、そして特待生として入学した大学での深い孤立。壮絶な青春時代を、彼女はどのように乗り越えたのだろうか。
「父と過ごした最後の時間、そして託された想い」
高校2年生の冬、父親がすい臓がんと診断され、治療のためにアメリカへ渡ることが決まったが、その直前、ジェシカさんは部活の合宿に参加していた。
事情を知った監督やチームメイトが「合宿の途中で帰ってお父さんと過ごしな!」と温かく背中を押してくれたおかげで、父親とのかけがえのない最後の時間を過ごすことができたという。
病気が発覚して以降、それまで多忙で疎遠だった父との関係に変化が生まれた。二人で食事に行く機会が増え、初めて「学校はどうだ?」と聞かれることもあったそう。「私が好きな漫画を教えたら、『犬夜叉』の全56巻を買ってくれて、今でも大切にしています。それだけが本棚に並んでいます」。
高校最後の大会を控えた時期に、父の訃報が届いた。悲しみに暮れるジェシカさんに、チームメイトは「無理して練習にこなくてもいいよ」と声をかけたが、彼女は1週間で練習に復帰。父に良い報告をしたい一心で、コートに立ち続けた。そして、チームは何十年ぶりとなる決勝進出という快挙を成し遂げた。
高校卒業後は東京の大学にバレーボール特待生として鳴り物入りで入学。しかしそんな彼女を待ち受けていたのは、孤独な戦いだった。
1年生からレギュラーに抜擢されたことで、周囲の期待はプレッシャーとなって重くのしかかる。「同期とはなんとなく仲良くなるタイミングを見逃してしまって。私自身も人見知りで、なかなかコミュニケーションがうまく取れなくて。気づいたらみんなと微妙な距離感ができてしまいましたね」。
気づけば、部内で孤立した存在になっていた。さらに、下宿先だった先輩の実家での人間関係も悪化。大学時代の壮絶な4年間については、インタビュー本編でさらに詳しく語られている。
