自身のYouTubeチャンネル「@見た目だけ外国人の生活」で、"日本育ちの黒人女性"としてのリアルな日常や本音を発信し、多くの共感を集めるジェシカさん(27)。コンゴ民主共和国で生まれ、5歳のときに父の留学を機に富山県に住み始めた。
大学まで12年間打ち込んできたバレーボールを引退し、新たな人生を歩み始めた彼女だったが、大学卒業後に就職したIT企業で、心身のバランスを崩し部屋に引きこもるようになった。そんな社会人生活から、インフルエンサーとしての現在の活動に至るまでの軌跡を追った。
「上司の一言が、止まっていた時間を動かしてくれた」
大学卒業後、監督の紹介でIT企業に事務職として就職。しかし、アスリートとして常に体を動かしてきた彼女にとって、一日中パソコンの前に座り、決められたタスクをこなす毎日はストレスになっていった。
母親との仕事に対する価値観の違いから、毎日怒鳴り合いをするようにもなったという。「『仕事は行くのが当たり前、体調が悪くても行くのが当たり前』という母が抱く仕事への考えと、私が感じていたしんどさとの間に、大きなギャップがありました」。
その後1ヶ月間の休職を経て、退職。好きだったパン屋でのアルバイトも経験し、昔から興味のあったウィッグショップで働き始めた。
また、美容に対する自身の悩みから、日本に住んでいるブラックの女の子のためにSNSでの発信を始めた。「自分と同じ悩みを持っている人が絶対いると思ったので。日本に住んでいるブラックの女の子たちが、容姿や美容のことで抱えている悩みを発信している先輩インフルエンサーの方のSNSを見て、『私もやってみたい』と思ったんです」。
感覚は日本人なのに、見た目とのギャップから生じる周囲とのズレや孤独感。そのリアルな悩みを正直に綴ると、日本全国、さらには海外からも「すごく分かる」「同じことで悩んでた」という共感のメッセージが殺到した。
また美容だけではなく恋愛についても発信。「Xで『黒人女性を性的にみれない』という内容のポストがあるのを目にして、それを引用しながら、あえて日本人に寄せたメイクをしてみた動画を投稿して。これが本当に一番伸びました」。
日本人男性からは「生理的に無理」と言われることもあり、恋愛に発展することは少ないという。
「もちろん全員がそう感じているとは思わないですけど、レアなものだから、いきなり恋愛としては見づらいみたいで。キャラクターとして見られることもよくあります。別世界の人みたいな」
そんなジェシカさんの日本での恋愛経験やSNSでの反響などについては、インタビュー本編でさらに詳しく語られている。
