「悪いことをしている自分、格好良い」マインドになっていた

――すごいですね。昔、「ホットロード」って不良漫画があったのですけれど、その世界だ。望月さんは彼氏と付き合った頃はまだ不良ではないと思うんですが、そこからどうやって不良に?

望月 一緒にいるうちに、ならざるを得ないというか。中二病的なところがあって「悪いことをしている自分、格好良い」というマインドになっていて(苦笑)。中1で煙草もお酒も男も知りました。もう全部セットです。今は反省していますが、若気の至りでした。

――でもそれだともう親はめちゃくちゃ怒ったんじゃないですか。

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望月 実はうちの両親も学生時代は悪かったのですよ。若いときに結婚してお金がないから、わたしには真っ当な道に進んでほしいって思っていたんです。

©釜谷洋史/文藝春秋

――それに対しては反抗していたんですか?

望月 家にはあんまり帰ってなかったですね。彼氏の家に居座っていました。

――でも、そこはまだ暴走行為には参加はしていない?

望月 いや、すぐではなかったのですけれど、徐々に参加してました。中1の途中くらいから周りがバイクや車に乗っていました。

――その頃は危険な目には遭わなかったんですか?

望月 基本的になかったですね。中1のときに酒もタバコも経験してしまっていたんですが、薬はやらなかったんですよ。ただ彼氏が煙草みたいなものを吸っていて、それが何か聞くと「アメリカの煙草だよ。でもお前は吸わないほうが良い」って言われて。たぶん危ないやつです。彼氏が「薬だけは絶対にやらせたくない」って、もうずっと守ってくれてました。

――彼氏が所属していたのは、どんな不良グループだったんですか?

望月 全員10代ですね。30人くらいいたんですが、常時いたのは10人くらい。学校とかは行っていなくて、夜の街を歩いていたら別のグループと喧嘩をしてましたね。私は手を出さなかったのですが、無免許運転はしたことがあります。警察に捕まったことは一度もないですが、今考えるともちろん悪いことですよね。中1から暴走族のバイクの後ろに乗せてもらうこともあって、パラリラパラリラって。

――えっ、平成ですよね。そんないわゆる暴走族なんですか?

望月 平成でもそうでした。思い返すと申し訳ない限りです。

――暴走族はどういう格好をしているんですか。まさか特攻服?

望月 さすがにないです(笑)。私たちの時代は、ドン・キホーテのスウェットにEVISU(エヴィス)のジーンズでした。

――闇社会の人が近づいてくるとかないんですか?

望月 それはありました。グループの先輩が何々組とか。でも私は関わることはなかったです。

――中学校は行っていたんですか?

望月 行っていなかったんですけど、連れていかれていました。でもまた行かなくなるみたいな。体育祭とか行事には行ってましたよ。