――ミャンマーでは観光大使になられていましたよね。現地のドラマやCMにも出演されていたかと思うんですが、ミャンマーでの仕事には特別な思いがありましたか?
森崎 観光大使就任のお話を頂いたときは、「俺はミャンマーと日本の架け橋になるんだ」という思いで受けました。今のミャンマーの状況だと、治安などもありできることがなかなかないのですが。
ミャンマーのパスポートってどの国に行くにもビザが必要で「それでも俺はこのパスポートを持ち続ける」と思いながら活動してきたんですが、ミャンマーの状況も変わらず、また徴兵制度が始まったりなどもありました。自分の未来を考えたときに、このままミャンマー国籍を持っていたら、日本に対しても恩返しができないし、ミャンマーに対しても何もできなくて、中途半端だなと思って。それで日本国籍を取ることにしました。
今自分ができることでミャンマーの内戦が止まるんだったらやりますが、止まらないんです。そんな簡単なものじゃない。それなら、僕が今やるべきことは、ミャンマーをエンタメで救えるようになったときのために、ちゃんと力をつけることだなと考えていて。まずは自分の人生を生きないと、誰かのために何かすることはできないと思うんですよね。いつかミャンマーに恩返ししたい、という気持ちはずっとあります。
日本国籍を取得すると決めた理由
――日本国籍を取得すると決めたときにはどのような思いがありましたか?
森崎 そもそも、取れるかどうかすら分からなかったんですよね。でも、エンタメに出会わせてくれたのは日本だし、日本で応援してくれてるファンもいるし、自分が掲げている目標に到達するには日本の力を借りなきゃいけないから、日本国籍を取りたいと考えるようになりました。
でも、それからも沢山悩みましたね。日本人になっても日本人として恥ずかしくない行動ができるかどうかとか、日本代表として世界に出ていける自覚はあるのかとかすごく考えて。そこで、マネージャーが「今のウィンなら大丈夫だよ。自信を持って日本国籍を取ってもいいんじゃないの」って言ってくれたんです。一番信頼している、しかも日本の人が言ってくれたなら、申請してもいいのかな、と思ったんです。

