――ちゃんとこの先、自分の子どもが自分の足で立って、歩いていけるようにしてくれていた親御さんの行動はすごく素敵ですね。

森崎 そうですね。特に母親がよく気にしてくれました。あと、結局自分は外国人で、人様の国にお邪魔してる立場だから、「あなたの一言でミャンマー人というものが全て決めつけられるよ」とも言われていたんですよ。外国籍で日本で暮らすことによる厳しさも良さも、両方教えてくれた親には感謝してます。

普通の人間だってスターになれるんだって証明したい

――何年後にはこういう自分になりたいな、という明確な未来像はありますか?

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森崎 芸能界って、タイミングと運がかなり絡んでくるんですよ。だからあまりしっかり決めすぎると、上手くいかなかったときに自信をなくしてしまうかもしれなくて。なのでひとつ仕事が決まったら、その次はここに呼ばれるように頑張る、みたいに、細かい目標を立ててやっていますね。あとは、活動するうえで直感も大事にしています。自分が違うと思ったことは、ちゃんと嫌だと言うし、逆に自分の中にイメージができたら絶対にやると決めています。

『レディ・プレイヤー1』撮影時の森崎さん(写真=本人提供)

――プライベートで挑戦していきたいことはありますか?

森崎 人間として、もう少し社会のことを知っていきたいなと思っています。世界のニュースをもっと見て、何が起きているのかを知りたいし、それに対する自分の意見をちゃんと持ちたいです。

 出された情報だけをぱっと見て判断するんじゃなくて、ちゃんと考える。エンタメ業界でもいろんなことが起きてますが、それに対してどう思うか聞かれたときに、自分はこういう思いを持ってエンターテインメントに携わってますってちゃんと答えられるようになりたいです。

 いい俳優って、言葉にするかどうかは置いておいて、みんな考えを持ってるんですよ。そういうところが多分芝居にも滲み出てると思うんですよね。だから、人間力をあげたいなと思います。

©深野未季/文藝春秋

――もうすでに森崎さんはいろんなことを考えていると思うので、さらに魅力的な俳優になるんだろうなと思いました。

森崎 めっちゃ面白くなるから、見ててほしいです。僕は、日本の王道の芸能界みたいなところで走る人ではないと思っていて、「こいつまた面白いのやってるな」って感じの人になると思うんですよ。これは森崎ウィンにしかできないなって思わせられる、それがイメージできてるからそうなると思う。変なとんがり方をするのではなく、こんな普通の人間だってスターになれるんだって証明してやろうと思ってるんです。

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