国内外で活躍している、俳優の森崎ウィンさん(36)。2018年に公開された、スティーブン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』に出演し、作中の「俺はガンダムで行く」というセリフは大きな話題を呼んだ。この秋には舞台『SPY×FAMILY 2 爆弾犬篇&豪華客船篇』でロイド・フォージャー役を前作から引き続き演じる。

 今回のインタビューではそんな森崎さんに、『レディ・プレイヤー1』撮影時を振り返ってもらいながら、現場の裏話や、作品が人生に与えた影響について話を伺った。(全3回の1回目/最初から読む

森崎ウィンさん ©深野未季/文藝春秋

「これで飯を食ってやる」と腹をくくれた

――『レディ・プレイヤー1』のオーディションはどのような流れで受けることになったんですか?

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森崎 事務所にオーディションの情報が来ていたので、受けることになりました。一次はムービーオーディションで、二次は監督に実際にお会いしたんです。部屋に入ったら目の前に監督がいたので、「うわ、スティーブン・スピルバーグがいる」と思って(笑)。すごく緊張していたので、記憶がかなり断片的ですね。

――選ばれた時はどんな気持ちでした?

森崎 人間って本当に面白くて、すぐに実感が湧くっていうよりも、まずは「まじか」ってポカーンとするんですよ。そこからもう、一気にバタバタし始めて、気づいたらイギリスにいました。大変でしたが、すごい作品に参加させてもらったなと今でも思いますね。

©深野未季/文藝春秋

――『レディ・プレイヤー1』に出演したことで変わったことはありますか?

森崎 それまでは、俳優としてなんとなくいけるかなと思っていたんです。でも世界のトップレベルの人たちに出会って、自分の無力さを痛感したんですよね。今までは生まれ持ったものでやってきたけど、ここから続けるためには努力が必要なんだということが分かって。

 でもここまで来れたなら、ひとまず俺はこの業界には向いてるんだろうという気持ちにもなったんです。スティーブン・スピルバーグ監督にも認めていただけたからこそ、この作品に参加できたわけですから。だからもうあとは努力を重ねて、もっと上まで這い上がってやろうって思いましたね。そこでようやく、「俺はこれで飯を食ってやる」と腹をくくれました。