3つ目は、プライドが高い人です。プライドが高いというのは、言い換えれば、「自分は特別だ」「自分は選ばれる側だ」と思っている部分があるということです。そこを持ち上げられると弱い。

「あなたはすごい」
「こんなすてきな人と初めて出会った」
「もっと話を聞きたい」

こういう言葉でくすぐられると、警戒心が緩んでしまう。これはキャバクラと同じです。普段満たされていない承認欲求やプライドを、ちょうどいい角度から持ち上げられると、人は落ちやすい。しかも、本人は「自分は認められた」と思っているので、なかなか冷静になれません。

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共通点 ④お金に余裕がある人

最後に、ある程度お金に余裕がある人も危ない。不倫や浮気、遊びというのは、お金がなければ続きません。カードも持てないような状態の人は、そもそもそういう場に行きにくい。ある程度、自由に使える金があり、気分よく遊べる人のほうが、結果として引っかかりやすいという面はあります。

もちろん、これは絶対ではありません。公安の教官が強調していたのも、「モテる人もモテない人も関係なく、とにかく向こうから来たら、まず疑え」ということでした。

要するに、条件に当てはまるから危ないというより、誰でも引っかかる可能性はある。その中でも、特に落ちやすい傾向がある人がいるということです。

勝丸 円覚(かつまる・えんかく)
元公安捜査官
1990年代半ばに警視庁に入庁し、2000年代はじめから公安・外事分野で経験を積む。数年前に退職し、現在はセキュリティコンサルタントとして国内外で活動を行う。TBS系ドラマ『VIVANT』では公安監修を担当。著書に、『警視庁公安部外事課』(光文社)、『諜・無法地帯 暗躍するスパイたち』(実業之日本社)、『警視庁公安捜査官 スパイハンターの知られざるリアル』(幻冬舎新書)などがある。
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