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政府は極めて重要な顧客
もちろん映画ビジネスとしての側面もありますが、巨大テック企業が政治権力者やその周辺と良好な関係を築こうとしているように見える、と指摘する声も少なくありません。
なぜなら、アマゾンにとっても政治との関係は極めて重要だからです。アマゾンは、クラウド事業を大きな収益源としています。クラウド事業とは、企業や政府が、自前でサーバーを持たずに、インターネット経由で巨大データセンターの計算能力や保存領域を利用できるサービスのことです。
アマゾンの「AWS(Amazon Web Service)」は、その代表的な存在で、世界中の企業や行政機関、さらには軍事関連組織まで利用していると言われています。
AI時代になると、このクラウド事業の重要性はさらに高まります。AIを動かすには、膨大な計算能力とデータ保存能力が必要です。そのため、多くの企業は、自前で巨大な設備を持つのではなく、AWSやマイクロソフトのAzure、グーグルクラウドといったクラウドサービスを利用しています。
つまりアマゾンにとって、政府や行政機関は極めて重要な「顧客」なのです。しかも単なる顧客ではありません。国家機関や軍事関連組織との契約は、莫大な利益だけでなく、企業としての信頼性や影響力にも直結するからです。