「妻は幸せだったのだろうか」亡くなった後に感じた“後悔”
――亡くなった原因について、医師からはどんな説明がありましたか?
りゅーすけ 直接的な死因は、「多臓器不全」とのことでした。入院後に肺や肝臓、腎臓、脳など、さまざまな機能障害が生じたことにより死亡したと。ただ、突然倒れて心肺停止になった原因はハッキリしませんでした。
薬物などでもなく、CTを見たところ脳梗塞や心筋梗塞でもない。可能性としては不整脈が考えられるが、倒れる以前に検査をしてないので今となってはわからないと。
――倒れる前、えいこさんに何か変わった様子はあったのでしょうか?
りゅーすけ 特にありません。甲状腺に持病があり、日頃から疲れやすいという自覚症状はありましたが、それが倒れた原因とは考えづらいそうです。そうまがまだ小さかったので、育児による睡眠不足はあったと思いますが……。
――「何かできることがあったのではないか」と後悔の気持ちも湧いてしまいそうです。
りゅーすけ 倒れたことに対してそういう気持ちはないのですが、これまでの家庭生活を振り返ると、どちらかというと僕は仕事優先になっていました。人見知りな性格もあって、僕から妻に話しかけることは、あまりなくて。
妻が話して僕が答えるというコミュニケーションが中心だったので、妻はこの生活が本当に幸せだったのだろうかと後悔することはありましたね。
「妻がいてくれたら」と思う瞬間は?
――その後、生活はどのように変わりましたか?
りゅーすけ 当時は営業職で帰りが遅く、保育園のお迎えや夕食などは隣に住んでいる義父母に面倒をお願いしていました。妻が他界して半年ほどたったころ、家庭を優先したいと思い残業や休日出勤のない医療事務職に転職しました。
3年ほどして、収入増を目的に再転職もしています。現在の会社はシフト制ですが、土日休みになるよう配慮してもらっています。
――シングルファーザーになって、難しさや「妻がいてくれたら」と感じることはありますか?
りゅーすけ 子どものしつけで、「妻がいてくれたらな」と思うことは多々あります。僕は基本的に怒らないので、その分、義母が母親代わりに小言を言ってくれているのですが、やはり母親がいたらいいなと。
――子育ての相談ができるパパ友のようなつながりはあるんですか?
りゅーすけ 全くないですね。学校の行事などでお会いするのはママさんばかりですし、そうまの友だちのパパさんたちとは全く面識がありません。

