「何でママおらんくなったの?」と聞かれることも どう返しているのか?
――りゅーすけさんは、どんなときにえいこさんを思い出すことが多いでしょうか?
りゅーすけ 家の雰囲気が一気に暗くなったとき、妻がもういないのだなと痛感します。朝出かけるときの「いってらっしゃい」もなければ、帰宅したときの「おかえり」もない。当然、帰って来ても電気が付いていないし、家の中が静かなんですよね。これまで我が家でおしゃべりしていたのは、もっぱら妻でしたから。
朝起きて隣を見ても、子どもの姿しかない。あとは義実家でみんなで食事をしているとき、義母が「こんなとき、えいこだったらこう言うのにね」と妻の話題を出したり。そういう日常の些細な瞬間に、「そうだよな。もうおらんのだよな」と何度も思い知らされました。
――そうまくんは、お母さんのことをどのくらい覚えているのでしょうか?
りゅーすけ ほとんど覚えていないと思います。写真や動画を見て、「これママなん?」ぐらいの認識ですね。
――えいこさんが亡くなってから7年がたち、そうまくんも大きくなりました。えいこさんのことを聞かれることも?
りゅーすけ 今から3年ほど前に、そうまから「赤ちゃんのときはママおったのに、大きくなったら何でママおらんくなったの?」と聞かれたんです。突然すぎてうまく言葉が出てこなかったのですが、「そうまが2歳のときに倒れて、起きようとがんばったんだけど死んでしまったんだよ」というような説明をしました。今は9歳になり、「死」というものをなんとなくは理解しているのかなと思います。
――答えにくい質問だと思いますが、新たなパートナーと一緒に人生を歩もうと考えることはありますか?
りゅーすけ 今はとにかく子どもが幸せであることが第一優先で、自分のことは二の次というか、あまり考えていないですね。もし、そうまが「お母さんがほしい」と望めば考えないことはないのですが、これまではそう言われたこともないですし。
祖父母がいて、叔母にあたる妻のお姉さんが2人いて、姪っ子が4人いるので寂しさを感じることはあまりないのかなと。そうまが成長して家を出ていったら、迷惑がかからないようにしないとなとは思っています。
