そうした投稿の多くでイコラブと比較されているのが、“きゅーすと” こと 「CUTIE STREET」と、“ふるっぱー” こと「FRUITS ZIPPER」だ。どちらもアソビシステムが、アイドルプロジェクトKAWAII LAB.を通じてプロデュースしている。

 2グループともイコラブよりひと足先に韓国へ上陸して人気を博し、とりわけきゅーすとはストリーミング1位を記録するなど大成功している。

 きゅーすとはTikTokでのプロモーションから海外での知名度が高まり、昨年からデビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」などが韓国に浸透。特に知名度を高めたのがチャレンジ動画、いわゆる日本でいう踊ってみた系の動画だった。つまりきゅーすとの歌やダンスにチャレンジした動画をSNSに投稿するのが、韓国でちょっとしたブームになったわけだ。

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韓国で人気を獲得しつつあるCUTIE STREET 公式サイトより

 こうして名前と曲が浸透したところで、「人気歌謡」と並ぶ、韓国の代表的な音楽番組「M COUNTDOWN」に今年3月に出演。

「かわいいだけじゃだめですか?」の韓国語バージョンを初披露するとYouTubeで再生回数700万回を超える反響を呼び、翌月にはシングル曲として正式リリースしている。

 きゅーすとはSNSで知名度を高めてから音楽番組に出演し、すでに知られたヒット曲の韓国語版で喝采を浴びた。

きゅーすとが受け入れられ、イコラブが拒絶された理由

 しかしそれを追いかけたイコラブは、一般層の認知度が高くない状態で進出し、まだSNSで広がりきっていない新曲「コイハジ」を披露。それに対して冷たい反応が集まってしまったわけだ。

代表曲「とくべチュ、して」は5000万再生に迫る勢い

 日本で大人気の2グループが韓国進出で明暗が分かれた理由は、韓国アイドルファンの反応にもはっきりと現れていた。

 お国柄というべきか、韓国はアイドルオタクも理屈っぽい。イコラブが炎上したときに、きゅーすとと比較した長文の論考があちこちのSNSで投稿されていたが、ほぼ全てに共通しているのは、「きゅーすとはKpopと世界が違う異文化」として受け入れられ、「イコラブはKpopの延長上にあるのにレベルやコンセプトに違和感がある」と拒絶されたことだ。