CUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」がいま、韓国で大きな広がりを見せている。韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』で披露された韓国語バージョンのパフォーマンス映像は、YouTube公開からわずか1カ月で1000万再生を超え、コメント欄にも韓国語の反応が相次いでいる。
「中途半端な可愛さにはうんざりだけど…」
コメント欄には、「中途半端な可愛さにはうんざりだけど、極端な可愛さは受け入れられる」、「日本のアイドルはダンスや歌唱力よりも、ファンにどれだけ元気を与えられるかが大事という話をこれまで理解できなかったけど、やっとわかった」といったCUTIE STREETの振り切った“かわいさ”を新鮮に受け止める声も見られる。
K-POPで主流となっているクールさや、洗練されたガールクラッシュ(同性ウケするカッコいい女性)とは異なり、見る人を明るい気持ちにさせる日本のアイドルらしい魅力が、韓国の視聴者にも届き始めているのだろう。コメント欄の一部だけで韓国全体の空気を語ることはできない。それでも、彼女たちのパフォーマンスが現地のリスナーに新鮮さをもって受け止められていることは、今回の反響を読み解くうえで重要な手がかりになる。
K-POPのガールズグループは、いまや世界のポップシーンにおける大きな基準のひとつになっている。歌やダンスの完成度、コンセプトの強さ、ファッション性、映像の作り込みまで、どれも高い水準で磨かれている。特に近年は、強くてクールな女性像や、同性からも憧れられるスタイルを打ち出すグループが大きな支持を集めてきた。
だからこそ、CUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」は、韓国の視聴者にとって新鮮に映ったのではないか。彼女たちは、K-POP的な洗練をなぞるのではなく、日本のアイドル文化が大切にしてきた“かわいい”や“元気を届ける”という価値を前面に出している。完璧な姿を見せて憧れを集めるというより、見ている人の気持ちをふっと軽くするような親しみやすさ。CUTIE STREETは、K-POPの完成度とは別の角度から、ポップミュージックの楽しさを届けている。
