日本を動かす官僚の街・霞が関から“マル秘”情報をお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。最新号から、ダイジェストで紹介します。 

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不穏な秋の気配

 高市政権がこの秋、直面する大きな政策は二つある。食料品の消費減税の国会審議と、安全保障関連三文書の改定だ。

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 安保三文書の見直しは、今後の防衛政策の方向性と予算規模に直結する。防衛省にとっては「かつてない追い風が吹いている」(課長)とされる。大和太郎事務次官(平成2年、旧防衛庁)は同期や年次が上の幹部が退任したことで「伸び伸び指揮できる体制になった」(同前)と専らだ。

大和太郎氏[防衛省提供] ©時事通信社

 大和氏は東京学芸大附属高校から慶應大に進み、スマートな理論家として知られる。夏場はカジュアルなシャツを着こなし、肩肘張って議論しがちな省内の風通しを良くするために若手、中堅とざっくばらんに語る機会を増やした。

 省内を見渡すと、来年の次官昇格が確実な萬浪学氏(3年、同)が防衛政策局長に留任し、文書改定を指揮する。整備計画局長の伊藤晋哉氏(6年、同)も続投。一方で、防衛装備庁長官には萬浪氏と同期で防衛研究所長だった今給黎(いまきゅうれい)氏(3年、同)が就いた。

防衛省 ©soraneko/イメージマート

 防衛省は「霞が関の主要官庁ほど東大閥が強くない」(経済官庁局長)とされ、早慶出身者も要職を占める。慶應大出身の中心は前次官の増田和夫内閣危機管理監(昭和63年、同)。隠然たる力を持ち、後輩の大和氏を支える。今給黎氏も慶應ボーイだ。

 一方、政策見直しの実務を担うのは平成11年組だ。東大出身の川上直人防衛政策課長と早大OBの瀨川篤史防衛計画課長の2人。次官レースを競い合う間柄であり、「萬浪氏が全幅の信頼を置く川上氏が現時点では一歩リードしている」(同前)とされる。〈続きでは、防衛省の幹部たちが抱えている大きな問題についても語られています〉

※本記事の全文(約4500字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年10月号に掲載されています(霞が関コンフィデンシャル)。

出典元

文藝春秋

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