横山 手付金125万円は頭金として消えると思い込んでいたんです。それをAIが、リフォーム費用まで含めた全額を住宅ローンに組み込む「フルローン」を銀行に認めさせれば、手付金は口座に戻ってくると教えてくれたんです。最初は半信半疑でした。

 でもAIが、銀行が本当に恐れているのは「貸しすぎ」ではなく「物件価値のないものに貸すこと」だと分析してくれて。銀行側から見れば「市場で3180万円水準だった物件を、それ以下の総額で取得している」という構図になりますよね。

 もちろん「頭金を多く入れるほど堅実」という考えも間違いではありませんが、「現金を手元に残す」という選択肢の重要性を実感しました。

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――登記費用でも“事件”があったとか。

不動産業界の「闇」を見た

横山 仲介会社から送られてきた最終資金計画書の諸費用欄に「司法書士報酬(登記費用):44万円」とあったんです。念のためチャッピーに適正価格なのか聞いてみると、見積もりは相場の倍以上との答え。

「慣例なので」としぶる仲介会社を「自分で探す司法書士にお願いしたい」と説得し、ネットで良心的な司法書士を見つけて、総額24万円でお願いしました。

 ところが決済当日、銀行の応接室で、その司法書士と仲介会社が知り合いということが判明。仲介会社が指定した司法書士がその人だったんですよね。同じ人が窓口によって倍以上の値段になる。この業界の“闇”を見た気がしました。

――ほかに節約できたところは?

横山 火災保険と引っ越し費用ですね。当初提示された火災保険は5年で47万円でしたが、ハザードマップをAIに読み込ませて浸水リスクが低いと確認できたので、水災補償を外すなど内容を見直して15万円まで圧縮しました。

 引っ越し業者も相見積もりの内容をAIに比較させて、15万円の見積もりを8万円まで下げてもらいました。細かい積み重ねですが、ちりも積もれば結構な額になります。