サムネイルに写る2人の美男美女。しかしこれはどちらも同じ人物の「男装」と「女装」である。2つの姿を持ち、さらに姿だけではなく歌でも男性パートと女性パートを1人で歌い分ける「男女分裂」のパフォーマンスで人気なのがRioさん(33)だ。
小さい頃から「かわいくなりたい」と思っており、大学生のときには女装メイド喫茶で働くこともあった。29歳のときには「自分は男性でもあり女性でもある」と告白した動画を投稿し、注目を集めたが、予想外の批判があったという。女性的な外見に変化する中で交際していた彼女の反応、そして豊胸手術まで踏み切った理由を聞いた(全2回の2回目)。
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——29歳のとき、性自認について公表した動画を出しています。
Rio 「僕は男でもあり女でもある、両性です」というカミングアウトでした。自分の中で「Rioちゃん」のときと「Rioくん」のときとで、無意識にスイッチが切り替わってキャラクターとしても違うんですよね。だから「Rioちゃん」のときは女性として、「Rioくん」のときは男性として扱ってほしいことを伝えました。
——反応はいかがでしたか。
Rio 「RioくんもRioちゃんも応援してます」と前向きなコメントをたくさんいただいたんですけど、想定外のコメントもやっぱりありました。
女性になりたいのではなく「ただかわいい格好をして生きたい男性」?
——想定外?
Rio 当時の僕は髪が長いとか化粧をすることを女らしさだと考えてたんです。それで自分のことを「男らしさと女らしさを兼ね備えてる」と言ったら、一部の女性から「私は髪も短いし化粧もしないので、女性ではないってことですか?」と言われて。あーそういう見方する人もいるんだなって。
——「男らしさと女らしさ」難しいですね。
Rio それがきっかけで、自分が何なのか改めて考えるようになりました。そうしたら、そもそも僕が「自分は両性なのかな」と思ったのって、「かわいい=女性」という前提で考えてたからなんじゃないかって気づいたんです。かわいくなりたい自分を説明するために、「じゃあ自分は女性でもあるのかな」って考えてただけなんじゃないか、と。でも、男のままかわいくたって別にいいじゃんって。それで僕は、「ただかわいい格好をして生きたい男性」って言った方が正しいんじゃないか、と思うようになりました。

