——彼女の気持ちもわかる気がします。
Rio それでも理解しようとしてくれて、ネットで色々調べたりはしてたんですけど、僕みたいなケースは全然見つからないし、誰にも相談できないしで悩ませてしまってました。僕としても、自分がなりたい姿と好きな人が望む姿がズレてることは苦しかったです。
同じ時期にりゅうちぇるさんがカミングアウトしていて、パートナーのぺこさんのインタビュー記事を読んで、自分と似た立場の人がどう考えているかわかって「勇気をもらった」と話してました。それからは僕の誕生日に可愛い服やバッグをプレゼントしてくれたり、本当に優しい人でした。
「やっぱりお金がないとダメなんだな」という思いが強まった
——なぜ別れることに?
Rio 別れた理由はもちろんひとつではないんですけど、僕の中で大きかったのは、自分の経済力に自信が持てなかったことでした。将来的には子どもを持つことも考えていたんですけど、仕事が安定しないと不安で踏み切れないと思ってしまって。でも出産のタイムリミットを考えると、それ以上彼女を待たせるわけにもいかず……。それで別れることになりました。
8年も一緒にいた相手との関係を続けられなかったことは、自分の中では大きなコンプレックスになりました。特に経済面については、「やっぱりお金がないとダメなんだな」って強く思うようになって。それで、自分がこれからどうやって生きていくか、どうやって活動を続けて売れていくかを、それまで以上に考えるようになったんです。その延長線上に、豊胸という選択もありました。
——お金と豊胸はどうつながるんでしょう?
Rio もちろん豊胸は理想の外見を追求した結果ではあるんですけど、活動のことも考えてました。豊胸すれば稼げるなんて保証はもちろんないです。ただ、注目はしてもらえるだろうという自信はありました。結局、どうすれば売れるかなんて正解はわからないので、自分がやりたいことの中で、自分にできること、自分だからできることを見つけて、それに邁進するしかないと思ってたんです。豊胸もそのひとつでした。
それまでもブラジャーにシリコンを入れて、胸がある姿で歌ってはいたんですけど、豊胸してからの方が注目してもらえる機会は実際に増えました。
僕は自分の子どもがほしいという思いが強くて女性ホルモンを打ってないんですよね。これから結婚して家庭を持つとしたら、その家族を幸せにしたい。そのためにも、僕はちゃんと売れて、経済力をつけたいと思ってます。
