反町の“低迷期”を救った『相棒』

 1997年の『ビーチボーイズ』と1998年の『GTO』は反町さんの代表作に挙げられますが、裏を返せばそれ以降は長年、この2作品に匹敵するほどのヒット作は生み出せていなかったと言えるのかもしれません。

『GTO』制作発表での反町隆史(1998年撮影)

 主演作のスマッシュヒットはあれど大ヒットには至らず、次第に主演オファーが減少。そんな低迷期を救ったのが『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)だったのです。

 シリーズの柱である水谷豊さんとダブル主演という形で、2015年から4代目相棒を務めることに。当時、新相棒が誰になるのかと予想合戦が繰り広げられており、本命視されていたのが仲間由紀恵さんだったため、反町さんが務めることが発表されると“繋ぎ”の短命相棒だと見る意見も少なくありませんでした。

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 けれどフタを開けると、反町さんは2022年までの計7シーズンも相棒を務め、当時の歴代最長記録を打ち立てたのです。高視聴率を連発していた『相棒』に長年出演したことは確実に俳優・反町隆史の再評価に繋がったことでしょう。

50歳を過ぎて20代の勢いを…

反町隆史(2019年撮影) ©︎Getty

 現に『相棒』後には、2024年の『グレイトギフト』(テレビ朝日系)、『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(フジテレビ系/杉野遥亮さんとダブル主演)、今年1月期の『ラムネモンキー』(フジテレビ系/大森南朋さん、津田健次郎さんとトリプル主演)と、GP(ゴールデン・プライム)帯の連続ドラマに3本も主演。

 このペースで主演ドラマが制作されるのは、90年代後半から00年代前半のブレイク時代に匹敵します。50歳を過ぎてから20代の頃の勢いを取り戻すというのは、芸能界を見渡しても相当レアなケースと言えるでしょう。

「長いあいだ、奥さんに苦労かけてるから」

 ちなみに、2026年版『GTO』の第1話では、「長いあいだ、奥さんに苦労かけてるから」というセリフがありましたが、鬼塚の妻となっているのはもちろん1998年版で松嶋菜々子さんが演じた、冬月あずさのこと。この共演がきっかけで反町さんと松嶋さんが結婚したのは言わずもがなですが、劇中の鬼塚とあずさも結婚している世界が描かれました。CAとして忙しく働くあずさが、また学校をクビになった鬼塚にあきれはてて離婚届を突きつけるシーンから、『GTO』2026年版は幕を開けたのです。

2001年2月22日、反町隆史と松嶋菜々子の結婚会見

『相棒』での復活、そして『相棒』後の主演作の実績が、2026年版『GTO』実現の追い風になっただろうことは想像に難くありません。俳優・反町隆史として、90年代後半のキャリアハイを2020年代にさらに更新していく勢いです。

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