アシックスは9月9日、アナリスト説明会で700億円(発行済み株式総数の約2.82%)を上限に自己株式を取得すると発表した。
「アシックスの業績は2022年以降、毎年過去最高益を更新し続けるなど好調です。8月14日には今期の営業利益計画を前期比約37%増の1950億円に上方修正し、増配も決めました」(市場関係者)
ところが株価は8月17日に上場来高値の5440円を付けた後、急落。自社株買いを発表する前日の9月8日には4049円(終値)に下落していた。
「この株価の動きについて経営陣は『会社の実力を反映していない』と納得がいかず、自社株買いに踏み切った。説明会でもアナリストから『今回の自己株取得は株価に対する経営陣の怒りの表れではないか』と指摘され、廣田康人会長(69)は『その気持ちは我々経営陣が共有している』と応じていました」(同前)
18年12月期に赤字に転落したアシックスを立て直したのが、その廣田氏だ。三菱商事出身で、18年に顧問としてアシックスに転じ、22年に社長に就いた。アシックス関係者が語る。
「廣田氏が打ち出したのが、頂上奪還作戦『Cプロジェクト』だった……」(続く)
《この続きでは、3000億円程度だった時価総額を10倍近くまで成長させた廣田氏の経営戦略の詳細、その一方で見えてきた、株式市場におけるアシックスの課題などについて銀行関係者の証言とともに報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および9月17日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》
