殺された可能性が高い

 何の手がかりも得られぬまま2週間が過ぎた3月6日、テレビでレベッカの失踪が特集されると、最寄りのバス停やバス車内で本人に似た少女を見たなど、3千件の目撃情報が寄せられる。が、いずれも発見に繋がるものではなかった。

 警察は当初から容疑者を1人に絞り込んでいた。姉ジェシカが家を出た後、レベッカと2人きりになったであろう義兄のフロリアン。付近の監視カメラにレベッカの姿が一切映っていないことや、彼女の携帯が当日の午前7時46分を最後に姉の家のワイファイに未接続になっていたこと(外出していれば基地局が変わるはず)などから、その日、レベッカは家を出ておらず、7時46分以降に室内でフロリアンに殺され、死体を別の場所に遺棄されたのではないかと睨んだのだ。

 それを裏付けるように、18日朝、フロリアンが所有する車(ピンクのルノー・トゥインゴ)がフランクフルトへ向かう高速道路を走行する様子が監視カメラに映り、午後にはベルリン南部のクンマースドルフ近郊の森で同車らしき車両と不審な男性が目撃されていた。

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写真はイメージ ©getty

 さらに、フロリアンのパソコンを調べたところ、18日早朝に「絞殺ポルノ」「BDSM」など特殊な性的嗜好を示唆する単語を検索していたこともわかった。

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 そこで警察は、事件発覚から10日後の2月28日、フロリアンを殺人容疑で逮捕する。ところが……。

次の記事に続く 「義兄を二度逮捕」ところが証拠は見つからず…《15歳少女失踪事件》100人捜査しても解決しなかった「あまりに後味の悪いその後」(平成31年・海外の事件)