もし『イノセンス』続編を作るなら……

――事務所名の「トッポーネ」は、イタリア語で大ネズミ。もともとマウスプロモーションに所属していましたが、お父様の演じたねずみ男にもかけているんですか。

大塚 それもあります。あと、事務所の代表がネズミ年なんです(笑)。うちで「名もなきねずみ」というYouTubeチャンネルをやってるんですけど、あれもネズミじゃないですか。もうネズミしかないよなとなりました(笑)。

――「トッポーネ」には、大塚さんのほかに江頭宏哉さんという声優が所属されています。江頭さんは直談判だったそうですね。

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大塚 ええ。コロナ禍で「ナショナル ジオグラフィック」の北朝鮮に関する番組のナレーションをやっている時に、彼がボイスオーバーで出演していて。「ナレーションを見学させてもらってもいいでしょうか」と言ってきたので、「別にいいよ」となって。それから何かとついてくるようになりました。

 今回、僕が事務所を辞めると言ったら、「俺も一緒に行っていいですか」と言われて、入りました。若い人を売り込む能力はないから、賢プロにいた方が良かったんじゃないのかなって、今でもちょっと思うんですけど(笑)。

――著書『声優魂』にも書いていましたけど、多分、大塚さんって、自分から来てくれる若手は好きですよね(笑)。

大塚 そういう甘いとこありますね(笑)。そこを、うちの代表がいい感じにバランスを取ってくれています。

©三宅史郎/文藝春秋

――2025年3月に行われた『イノセンス』公開20周年記念トークイベントで、押井守監督、大塚さんともに『イノセンス』の続編を作りたいと語っていました。

大塚 押井さんは、『イノセンス』の続編を作るなら、素子を出さずに作ることも可能だし、しゃべらせずに出すことも可能だと漏らしていて。その作品には、惹かれてしまうなと思いますね。山ちゃん演じるトグサとのバディも、またやってみたいですし。そんなことが出来たらいいですね。(つづく)

次の記事に続く 「あと1本、メタルギアの新作を…」大塚明夫(66)が語る、スネークと小島秀夫監督への想い「やりたくないとも言っちゃったけど(笑)」

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