「世界に一台の愛車」を求め、カスタムの沼にハマっていくカーマニアたち。常人の理解をはるかに超える、改造車オーナーの情熱に迫る!

 今回は、ブルーバードをカスタムする飯村春樹さんをご紹介。

以前乗っていたブルーバードの記憶が忘れられず、10年前にU11系のワゴンを購入した飯村さん

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還暦を過ぎても冷めないオーディオ熱

 私たちの年代はもう中学、高校の頃からみんな車に憧れていた世代ですからね。私も高校を出て専門学校に通い、そのまま建築の仕事に就いてすぐに車を買って。

直線的なスタイリングが魅力的なU11系ブルーバードのワゴンタイプ

 それから還暦を過ぎるまで、ずっと車弄りは続けてきましたよ。やっぱり、周りは結婚とか子育てで止めちゃう人もいましたから、独身なのも大きいんでしょうね。

リアオーバーハングの長いワゴンボディがローダウンによって独特のプロポーションを生み出す

 若い頃はそれこそホイールと車高くらいでしたけど、20年くらい前から音響にハマって。最初は音をよくしたいというより、単純に見た目に惹かれたんですよ。イベントや雑誌で見るような、荷室までオーディオをビッシリ積んだ車がカッコよくてね。

 このブルーバードは昭和63年製で、10年ほど前に買ったものです。若い頃に一度910型のブルーバードに乗っていた時期があり、ずっと「また乗りたい」と思っていたんですよ。ただ、昔と同じセダンだとオーディオがあまり積めないので、荷室の大きなワゴンタイプを探してね。

伸びやかなワゴンボディに対し、ローダウンと小径ホイールのバランスが絶妙なサイドビュー

 これを買ってからはちょくちょくイベントにも出すようになって、そうすると仲間も増えますし、「ここも弄ろう」って刺激を受けちゃってね。結局、これまで何度もスピーカーを入れ替えたり、仕様を変えたりしているので、改造費は500万円とか。人生で一番手をかけた車になっていますね。

 ただこれだけやっていても、普段のドライブではオーディオをかけず、無音で走っているんですよ。街中で自慢したいわけではないですから。音を鳴らすのは本当に、こういうイベントで音響のコンテストをやるときぐらい。このためだけに作っているようなものですね。

レザーグリップとポリッシュ仕上げのスポークが特徴的なレカラ製ステアリング

 鳴らすときは昭和の歌謡曲をかけることが多いかな。トシちゃんとか、よく流しますね。今日はずっとサザンを鳴らしていますけど。色々曲をかけてみて、今の仕様だとサザンが一番鳴りっぷりがいいかなと。

 この車はもう40年近く前の車ですから、やっぱり部品の調達には苦労しますけど。今のところ致命的なトラブルはなく、どうにか対処しながらやってこれています。

理想の音響空間を求めて何度もスピーカーなどを入れ替える

 これを弄り始めてから出会った仲間も多いですし、今後もなるべく長く乗っていたいですね。

次の記事に続く 「ドライブ中はあゆの曲ばっかり」高校を出て即300万円のローン、収入の8割は“マークII”のカスタム費用に…運送業の男性(22)が告白する“交際相手への本音”

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。