「世界に一台の愛車」を求め、カスタムの沼にハマっていくカーマニアたち。常人の理解をはるかに超える、改造車オーナーの情熱に迫る!

 今回は、自転車をシャコタン仕様に改造する中学3年生の「俊」さんをご紹介。

小学1年生の頃から自転車の改造に目覚めたという「俊」さん

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カスタム文化に憧れて

 お父さんが車好きで、若い頃に改造車に乗っていた写真が家に残っているんです。小さい頃からそれを見てきたので、自分も早く車に乗りたいとずっと思ってきました。

 でも、自分にとって最初の愛車は自転車ですから、まずそれを弄ってみたいと思ったんです。実際にやり始めたのは、小学1年生のときでしたね。

後輪を大幅に後方へオフセットさせ、驚愕のロー&ロングフォルムを実現

 自分からお父さんに「やりたい」と言って、手伝ってもらって。はじめはお母さんもビックリしていましたけど、応援してくれて、今は自分でできることもかなり増えたと思います。

 この自転車を弄り始めたのは、ちょうど1年前くらいからです。最初はバイクっぽい「族チャリ」みたいな感じで作っていたんですけど、だんだん車みたいにシャコタンにしてみたいと思うようになって、今の形になりました。

極端に下げられたサドルや変形ハンドルなど改造車のエッセンスを注入した「改チャリ」

 やっぱり一番大変だったのは、駆動系というか、漕ぐところの連結です。車体を伸ばしているので、チェーンも伸ばさなきゃいけなくて、その調整が難しかったですね。サンダーを使う作業だけお父さんに手伝ってもらって、あとは大体自分で作っています。

 周りの友達からは「何これ」と言われることもありますけど、「かっこいい」と言ってくれる人もいます。「乗せてよ」ってお願いもされますね。ただ車高が低いので、大抵はみんな下を擦ってしまって、「うわっ!」って。自分もこれで友達と出かけますが、みんなに着いていくのは結構大変です。

ハンドル中央にはスピードセンサーなどと連動したシマノ製コンポーネント

 でも、小学校からこういうことをやってきたからか、学校の図工や技術は得意な方だと思います。普通の勉強は苦手なんですけど……。部活は卓球をやっていて、高校に入っても続けたいので、頑張ってスポーツの環境がいいところに行きたいです。

 自転車弄りの方は中学で終わりにすると親と約束していますし、次は実際に車かバイクの免許を取ってからになると思います。お父さんのマジェスタが家にあるので、できればそれに乗ってみたいですね。

自転車の改造は中学で卒業。実際に免許が取れる日を心待ちにしている

 やっぱり自分で作業して何かを仕上げていくのが好きなので、将来は整備士を目指しています。あとは、介護士も考えているんです。お母さんが介護の仕事をしていて、働いている姿を見て「いいな」と思ったんですよね。でもどういう道に行っても、車は弄っていたいですね。

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