「世界に一台の愛車」を求め、カスタムの沼にハマっていくカーマニアたち。常人の理解をはるかに超える、改造車オーナーの情熱に迫る!
今回は、マークIIをカスタムする松本さんをご紹介。
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「好き」を追求するために
このマークIIは、高校を出てすぐに買ったんですよ。就職して、即220万円くらいのローンを組んで。あと普段の足用に、90万円くらいの軽も買ったので、18歳で300万円以上の借金をしていたことになりますね。
今考えるとだいぶ無茶をしたと思いますけど、親や周りの影響もあって、こういう車に乗ることはずっと前から決めていたんですよね。結果的に、今ではマークII系の相場が100万円くらい上がっているので、早めに買っておいてよかったと思いますね。
そろそろローンは払い終えるところなんですが、支払いはなかなか大変でした。仕事は運送業なので、同年代に比べると現時点では稼げていると思いますけどね。ただローンに加えて、マークIIの改造費も300万円じゃきかないくらいになっているので……。稼ぎの7、8割は車に注ぐような生活でした。
もともとはこの車でドリフトをやっていたんですが、ちょっとトラブルがあると数十万は飛んでいってしまい、さすがに厳しいなと。それでちょうど、たまたま知り合った方がドレスアップ系のチームをやっていて、誘われているうちにイベント展示の方をメインにやるようになったんです。
でも、最初は普通のドリ車でしたから、はじめて展示したときは全然見向きもされなくて。内装でギャップを作ってみようと、車内は大好きな「あゆ」仕様にしてみたんですよ。内装のCD配置も、あゆのAマークの形に合わせていて……。
あゆはもう、小学生の頃にゲームの主題歌で知ってから大ファンで、車に目覚めるよりも早かったんです。今もドライブ中はあゆの曲ばっかりですし、来週もライブに行くんですよ。
やっぱり同年代だとミセスや藤井風あたりが人気なので、あゆをかけていると「渋い」なんて言われますけどね。まぁ、同じチームの先輩たちには西城秀樹なんかを聴いている世代もいますし、あゆを聴いていてもまだまだ若者扱いですよ。
幸い、付き合っている彼女は相手の趣味を楽しもうとしてくれる人なので、車のカスタムも応援してくれますし、あゆのライブにも一緒に行ってくれるんです。やっぱり先輩の話を聞いていると、そういうところで苦労している人も多いので、そこを認めてもらえるのはありがたいなと思いますね。
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