巨額の金銭詐取問題が発覚したことで、新規契約の販売自粛を続けているプルデンシャル生命保険。そんな中、11月の営業再開を前にして、元営業マンがまた逮捕されてしまった。容疑者の名前は秋山涼(33)。逮捕容疑は、詐欺と組織犯罪処罰法違反である。男はなぜ、特殊詐欺グループの幹部に成り果てたのか――。
警察は“ただの詐欺師”だとは思っていない
社会部記者が解説する。
「9月に逮捕された秋山は昨年11月頃、副業をあっせんする会社の社員を装い、20代女性から保証金として50万円相当の暗号資産を詐取した疑いが持たれています」
もっとも、警察は秋山のことを“ただの詐欺師”だとは思っていない。
「警視庁は、秋山を全国1000人以上から総額15億円以上を騙し取った特殊詐欺グループの幹部とみています。秋山の役割はかけ子の勧誘や、売り上げの管理。このグループは、都内で拠点を転々と変えながら、犯行を繰り返していました」(同前)
しかも、秋山はプルデンシャル時代に同僚だった男までグループに勧誘。かけ子のリーダーとして使っていたと見られているのだ。
「秋山は9月23日にみずから警察署に出頭。先にグループのリーダーと他の幹部が逮捕されたことで、もう逃げられないと観念したのでしょう」(同前)
もともとは生命保険会社の真面目な営業マンだった男は、なぜ道を踏み外してしまったのだろうか。
殺人容疑、特殊詐欺に関与…シナイチの面々
秋山の出身は福岡県の南部に位置する久留米市のとある町。偏差値48程度の地元の高校を卒業後、福岡大学の経済学部へと進学した。知人が語る。
「秋山はすごくイケメンで、大学3年時にはミスターコンテストに出場し、見事、準グランプリに選ばれていました。当時は筋トレにハマっていたけど、もともとボクシングもやっていたようです。引き締まった身体がカッコよくて女の子にモテていました」
プルデンシャルに入社したのは2018年頃のこと。他業種からヘッドハンティングされて働き出したのは、通称「シナイチ」と呼ばれる東京の品川第一支社だった。
当時を知るプルデンシャル幹部が回想する……。《続く》
この続きではシナイチにいた他の問題社員との接点や秋山の評判、禁止されていた副業についての証言などを詳しく報じている。記事の全文は「週刊文春 電子版」で読むことができる。また、これまでのプルデンシャル生命に関する記事もあわせて読むことができる。



