かつて、“プッツン女優”と呼ばれた真木よう子が、再び注目を集めている。

1982年生まれの真木 ©文藝春秋

 デビュー25周年を迎える真木は、今年に入ってさまざまな作品で活躍を見せてきた。5月公開の映画『幕末ヒポクラテスたち』へ出演すると、ドラマ『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』(テレビ東京)の第2話で主演を務めた。10月から放送がスタートするドラマ『ライフトレード』(テレビ東京)では、馬場ふみか演じる主人公のキャバ嬢と体が入れ替わる主婦・八代玲を担当。今年44歳になる真木が、どんな演技でキャバ嬢役を務めるのか注目が集まる。

 真木といえば、ここ数年は問題発言やエアガン騒動などで世間を騒がせ続けてきた。プライベートでは、16歳年下の俳優・葛飾心との間に授かった次女の出産を2025年12月に報告するなど話題に事欠かない。40代ともなれば公私ともに落ち着きを見せる女優が多い中で、真木はジェットコースターのような激しい生き方を見せていると言えるだろう。

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「援助交際してやる!」と親に啖呵を切り、芸能の世界へ

 1982年10月15日に千葉県で生まれた真木は、中学卒業後に仲代達矢が主宰する「無名塾」に応募する。親の反対を押し切ってまで応募した熱意が伝わり、1000人を超える中から現在も活躍する俳優の滝藤賢一らと共に入塾を許可される。

 芸能界入りを大反対する父には「無名塾に行かせてくれなかったら援助交際してやる!」と啖呵を切り強引に説得し、15歳ながら無名塾へ入塾。芝居に没頭する日々を送り、無名塾の公演などで早くから才能を開花させる。

 しかし、本来なら3年間は寮生として生活するところを、真木は2年で退塾してしまう。理由について、合宿中にサボっていると誤解されたことが原因だと、2023年に出演した『人生最高レストラン』(TBS系)で語っていた。

仲代達矢が主宰する「無名塾」に入塾した過去も ©文藝春秋

 毎朝行っていたジョギングと発声練習の際、他の塾生より30分早く起きて練習をすませていた真木は、仲代から「お前だけ走ってないじゃないか」と注意されたという。いくら説明しても聞き入れられず、仲代から「帰れ!」と言われたことに腹を立て、「帰りますよ、じゃあ!」と言い返し帰宅。そのまま退塾してしまったそうで、この頃からの我の強さを物語るエピソードだといえる。

 ただ、女優になる夢は諦めず、2000年頃に芸能事務所のフライングボックスに移籍。2001年に映画『DRUG』で女優デビューすると、着実に出演作を重ねていく。2005年には、話題を集めた映画『パッチギ!』へ出演し、強烈なビジュアルのチョン・ガンジャ役を熱演。クセの強いキャラを見事に演じ、表現力の高さが認められることになる。

 そして2006年、真木の女優人生を変える衝撃的な作品に出会う。それが、映画初主演を務めた『ベロニカは死ぬことにした』だ。