「ご飯論法」の人は炭水化物を控えている
ああ、そういえば、働き方改革の答弁で「ご飯論法」してた人ね、と思い出した方もいるだろう。ご飯論法とは、「朝ごはん食べたか?」「いや食べていない(パンは食べたけど、ごはんは食べていない)」というようなごまかしの論法のこと。厚生労働大臣時代の加藤氏の“追及かわし“が、そのように言われた。
朝日新聞の加藤氏の「横顔」見出しは、「質問かわす『ご飯論法』」。
《質問に真正面から答えない答弁姿勢も「ご飯論法」と指摘された》
そのあとに続くのはプライベートの横顔なのだが、私が注目したのはここ。
《健康維持のために続けていた庁舎10階までの階段上りは多忙により休みがち。炭水化物の摂取を控えめにしている。》
朝日自身は気づいていないかもしれないが、「ご飯論法」の加藤氏が「炭水化物の摂取を控えめにしている」というギャグになっている。これぞ「閣僚の横顔」の読みどころである。
いかにもやらかしそうな人
さて、あともう一人挙げておこう。桜田義孝五輪相である。
この方の「横顔」を読むと過去の発言が紹介されているものが多く、「何かやらかすのではないか」という意味では麻生氏のライバルかもしれない。
東京新聞は《原発事故で発生した指定廃棄物を「福島に置けばいい」と発言。舌禍への懸念は消えない。》
毎日新聞は《原発事故で発生した指定廃棄物を「福島に置けばいい」と発言。慰安婦を「職業としての売春婦」と述べたこともある。いずれも撤回したが、舌禍への懸念は消えない。》
読売は《慰安婦問題に関連し、「職業としての売春婦だった」と語るなど物議を醸す発言も少なくない。》
タブロイド紙ではさっそく「シドロモドロ答弁必至 桜田五輪相 “辞任ドミノ“第1号に浮上“」(日刊ゲンダイ 10月8日付)。
ゲンダイ師匠の予想はさておき、新聞の「閣僚の横顔」は面白いので読んでみてください。私は今も眺めています。