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事件から1ヵ月後に発見されたのは…
それから1ヶ月後の1958年1月31日、バス停から約11キロ離れたホイットウェル近郊の森で犬を散歩させていた兄弟が、草が生い茂る地面に倒れている若い女性の遺体を発見する。
連絡を受けた警察は、それが行方不明になっているアンであると一目でわかった。というのも、遺体が失踪時の彼女の服をそのまま身につけ、仰向けで胸の上で手を組み、まるで昼寝でもしているような姿だったからだ。衣服はボタンの掛け違えなどから一度脱いだ服を誰かが着せたような印象で、そこには明らかな意図が感じられた。
さらに奇妙だったのは、遺体が生前とほぼ変わらぬ状態で“保存”されていた点だ。後の検死で胃の内容物を調べた結果、失踪当日に口にした食物が消化されずに残っているのが判明したことから、遺体は死後1ヶ月、つまり失踪してすぐに殺害されたことがわかったが、この年の1月、マーシャルズ・ヒース近郊は比較的温和で、1ヶ月も経過すれば腐敗が始まっていてもおかしくなかった。
にもかかわらず、アンの遺体は“鮮度”を保ち続けている。これは、死後、どこかで冷凍保存されていた以外に考えられなかった。
