「家庭を築けないかも」事故後、恋愛は諦めていたが…

――事故後もキャリアを諦めず、看護師として復帰されましたが、結婚や恋愛に対して意識が変わったことはありますか。

キャンディー ありますね。障害者になったし、もし出会いがあったとしても、交際はできないだろうなって。

 もともと子どもは欲しかったので結婚願望はあったんです。だから、「家庭を築けないかも」っていうショックのほうが大きかったかな。

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 でも、最近プロポーズを受けて結婚することになりました。

 

バイク競技「ジムカーナ」で出会った彼からのプロポーズ

――それはおめでとうございます。事故後に出会いがあって?

キャンディー 事故前からやっていた「ジムカーナ」というバイク競技のつながりで出会った人です。

 もし今後好きな人ができたとしても、その人を好きであればあるほど迷惑をかけたくないから、結婚も恋愛も難しいと思ってたんですけど、その人はすごく自然に私に気を遣ってくれて。

――「助けてあげてる俺」みたいな人は嫌ですよね。

キャンディー はい。松葉杖に向きとかないんですけど、私の場合、バイクでツーリング行くときのためにタイラップをつけていて、それが脇に当たると痛いのでそれを避けていつも使っていたんですね。

 その人はそれを見ていて、私に松葉杖を渡してくれた時に「あ、こっちか」って向きを変えて渡してくれたんです。

 私は何も言っていないのにそこに気づいてくれてるのにも驚きましたし、私に気を遣わせないように気を遣ってくれるのが凄いなと思って、一気に好きになりました(笑)。

 私もリハビリを重ねつつ、義足もできて歩けるようになり、自分のことは自分でできて、職場にも戻れて東京での一人暮らしにも戻れてと、自信を持てるようになっていたので、お付き合いしていくことに迷いもなくなっていましたね。

撮影=鈴木七絵/文藝春秋

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