新婚旅行での「離婚危機」。30年続く休戦へ

 義父・内田裕也と義母・樹木希林は、一人娘の也哉子が生まれる前に別居を始め、その後は日本中が驚愕した「離婚裁判」の時期を経て、一風変わった夫婦関係を生涯続けた。それに対して、円満な結婚生活を送っているとみられてきた本木だが、自身も結婚当初から「離婚危機」があったと明かす。

樹木希林さん ©文藝春秋

「私の駄目なところなんですが、相手との関係性をビルドアップできないんです。自分がグッと押さないし、グッと来られると引いてしまう。(中略)妻は結婚した当時19歳でしたから、甘えたかったはず。しかし私は、新婚旅行という本来は急速に関係がビルドアップする場で、例によって躊躇し始め、致命的なケンカになり、互いに離婚を覚悟した。ところが、帰国後に妻が身籠っていると判り、休戦状態に入りました。大袈裟に言えば、今もそのまま30年以上、休戦が続いているだけなのかもしれません」

修羅場を越えた、夫婦の究極のかたち

 本木は今秋、河野裕子と永田和宏という歌人夫婦の40年の歩みを描く朗読劇『たとへば君 四十年の恋歌』に取り組んでいる。がん闘病の中で精神のバランスを崩す妻と、それを受け止める夫の姿までも歌に詠み合う姿にたじろぎつつも、その夫婦関係に「少しの羨望も覚えます」と本音を漏らす。

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 また、インタビューの最後には、樹木希林と内田裕也の遺品を整理する中で見つかった「樹木希林から裕也に宛てたFAX」についても語っている。そこに書かれたメッセージに、常に闘っているように見えた夫婦の「ピュアで初々しい思い」を本木は感じたという。

本木さん ©文藝春秋

 月刊「文藝春秋」11月号(10月9日発売)、および月刊「文藝春秋」の電子版「文藝春秋PLUS」(10月8日先行配信中)掲載の「本木雅弘 60歳の告白 『晒された家族』の婿として」は、「樹木希林から内田裕也に宛てたFAXに書かれていたこと」から、「結婚にあたって義父・内田裕也にかけられた言葉」「婿入りで始まった『本木雅弘』と『内田雅弘』という2つの人生」「子どもたちが成長し、夫婦2人きりの生活が見えてきた中で思うこと」まで、日本を代表する俳優が半生を振り返るロングインタビューとなっている。

文藝春秋

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本木雅弘60歳の告白 「晒された家族」の婿として

出典元

文藝春秋

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