2022年にスタートしたテレビ東京系の深夜ドラマ『晩酌の流儀』は今年(2026年)、第5シーズンに入り、7月クールの“夏編”に続いて、この10月からは“秋・冬編”が放送中だ。すでにシリーズ5作目、しかも昨年に続き2クール連続での放送ということからも、根強い人気がうかがえる。
「最高の一杯」を求め、SNSも沸く『晩酌の流儀』
実際、栗山千明演じる主人公・井澤美幸の食べっぷりと飲みっぷり、晩酌のためならどんな努力もいとわない姿勢は話題を呼び、第1シーズンよりSNSでは美幸に感化された視聴者たちが番組名にハッシュタグをつけ、晩酌画像を投稿するのが恒例となっている。
美幸役の栗山自身、20代のときからお酒は好きで、家でひとり飲みながら、お気に入りのアニメを観て涙ぐんだり、外でもよく焼き鳥屋などで飲んだり、仕事で地方に行くとひとりフラッと居酒屋に入って飲んだりもすると公言していた。
幼少期からつまみ系が好きだった
きょう10月10日は栗山の誕生日だが、いまから15年前、27歳の誕生日にはプレゼントでおつまみを1年分ぐらいもらったと、当時のインタビューでうれしそうに語っている(『anan』2011年11月16日号)。
もともと親と朝方まで語り明かすような家庭で育ったので、そういうときにお酒を飲んだりするのかなと子供心に思っていたらしい。食べ物も当時から、あん肝、白子、生湯葉、かぶと焼きなど酒のつまみ系が好きで、周囲からは「大人になったら絶対酒飲みになる」と言われていたという。
劇中では実際にアルコールを…「本物に勝るものはない」
ちなみに『晩酌の流儀』の劇中では、ノンアルコールではなく本物のお酒を飲んでいる。本人によれば《最初は、“ノンアルにしますか?”と気を遣っていただいたんですけど、本物に勝るものはないじゃないですか。重いものを持つ芝居も、実際に重いものを持ったほうがリアリティが出る。それと同じです》とのことだが(『anan』2026年9月9日号)、栗山の演技力をもってすれば、たとえ水でもお酒を飲んでるように見せるのはわけないだろうから、これは自分が飲みたいがためのこじつけという気もする(笑)。
ただ、ドラマのなかで食べたり飲んだりするには、お芝居プラスアルファの技術が必要なのだと、この作品を始めて気づいたとも語っている。たとえば、豪快に食べたくても汚く見えてはいけないので、シーズン1の頃には、ひと口が大きくても品よく見える食系のYouTuberを見て参考にしたりもしたという。ビールなどをグラスに注ぐときも、液体と泡の割合が7対3にならなかったら失敗で、しかも毎回グラスの形が違うので、それぞれコツをつかまないといけないらしい。
ともあれ、栗山にとって『晩酌の流儀』の美幸は、俳優としてのキャリアのなかでもいちばん自分の素に近い役なのかもしれない。

