死後7年経って公開された最後の言葉
実は、エプスタインは死亡する直前にも自殺未遂を起こしている。その際に遺書を残しており、エプスタインの死から7年近く経った2026年5月、その遺書が公開された。
エプスタインが死亡したのは2019年8月10日だが、その半月ほど前となる7月23日、エプスタインは首に布を巻きつけ、意識不明の状態で発見されている。だが、その時は命を取り留めた。
エプスタイン本人は自殺ではなく、同房の収監者、ニコラス・タルタグリオーネに襲われたのだと説明している。タルタグリオーネはエプスタインへの暴行を否定したが、エプスタインは別の房に移された。こうして、エプスタインは同房者のいない独房に移されることになった。
その後、タルタグリオーネが房内で本を読んでいる時に、ページの間に挟まれていたエプスタインの遺書とも言えるメモを発見。レポート用紙を破ったものに、走り書きのような荒い筆跡で書かれた遺書が公開されている。
史上最悪の性犯罪者、その「断末魔」
遺書がこの本に挟まれた経緯は不明だが、2人が同房の時にエプスタインが挟んだのではないかと思われる。
「何カ月も捜査されたのに、何も見つからなかった!!!」
「だから15年前の罪状で起訴された」
「別れを告げるタイミングを自分で選べるなんて、なんて贅沢なことだろう」
「私にどうしろというのだ? 泣き叫べと言うのか!!」
「まったく楽しくない。割に合わない!!」
「まったく楽しくない(NO FUN)」には下線が引かれていた。
タルタグリオーネは、暴行を受けたとエプスタインから再び告発されることを避けるため、遺書を自身の弁護士に手渡したが、遺書は長らくその存在が埋もれたままになっていた。
タルタグリオーネは2023年に有罪判決を受け、終身刑4つの量刑を宣告されて、現在も服役中だ。エプスタインとタルタグリオーネが収監されていたメトロポリタン矯正センターはエプスタインの死後、閉鎖されている。

