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「プチ極右化」が生んだ残念な結末
危機感を募らせた保守党は、AfDに流れた支持者を取り戻そうと、AfDのような過激な物言いや政策を真似て打ち出す「プチ極右化」に踏み切る。しかし、この戦略は裏目に出た。
「支持者は戻ってきませんでした。それどころか、さらにAfDへと流れてしまい、もはや止められなくなってしまったのです」
マライ氏は、この現象が日本とは逆だと語る。日本では高市政権が誕生した際、より右派的な政策を打ち出すことで、極右に流れていた支持者が自民党に戻ってきた。だが、ドイツでは戻ってこなかった。保守政党の中途半端な模倣は、かえってAfDの主張の正しさを証明する結果となり、「それなら本家に入れる」と有権者に決断させた。
結果として、保守政党は支持を失い、AfDは力を増す。そして、国全体の政治がなし崩し的に右へとシフトしていく。
極左政党との「ありえない連携」
ドイツ保守政党の失敗は、対岸の火事ではない。ポピュリズムの波に対し、安易な迎合や模倣がいかに危険かを物語っている。
ドイツでは、AfDと協力を禁じる各党の申し合わせ、通称「防火壁」が崩壊の危機に瀕している。極右政党が戦後初めて州政権を担うという悪夢は現実になるのか。そして、事態打開の鍵を握るかもしれない極左政党との「ありえない連携」は実現するのか。ドイツ民主主義の未来を占う緊迫の情勢は、動画本編で詳しく解説している。
