10代の頃のグラビアとは何が違う? 今だからこそできたこと

――かつてのグラビアの撮影と、現在とで変わった部分はどこでしょうか。

雛形 写真集を作っていく過程が変わっていました。私が10代でグラビアをやっている頃はカメラもフィルムだったので、現場でチェックするのは一緒に撮影したポラロイドの写真を1枚目、2枚目ぐらい。仕上がったものは後から見るという感じだったんです。

 今は写真集を作る際に、撮影した何千枚という写真の中から選べるので、ものすごく可能性があるんだなと思いました。時間も経って、作り方も変わっているけれど、その分、自分がやりたいと思うことはより反映できたんじゃないかなと思います。

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――女優として経験を重ねたことが、今回の写真で表現の幅につながった部分もありますか?

雛形 その場の雰囲気、水着やランジェリーもそうですけれども「この中でこう表現しよう」とイメージを膨らませる。そういうものは、仕事の経験もそうですし、プライベートももちろんそうだと思うんですけど、積み上げてきたものが出ているのかなと思います。

 シャワーで水に濡れている写真だったら、少しプライベートというか、家でリラックスしているように見えたり。普段の私もこういう表情をしているんじゃないかと思ってもらえるものも、たくさん出せたんじゃないかな。あまり決めすぎないようにはしていました。

――今回の写真集は、どんな人に届けたいですか?

雛形 もちろん今まで応援してくださっていた方たちにも、今の自分を見てほしいと思っています。でも、私がグラビアをやっていたこと自体を知らない年代の方もたくさんいるんですよね。

©志水隆/文藝春秋

 今、私の息子役や娘役をやってくれるような年代の人たちには「雛形さん、グラビアをやっていたんですか?」と言われたりするので、昔の私の印象がないと思うんです。そういう人たちが見ても「こういう年齢の重ね方っていいな」「楽しそうだな」と思ってもらえたら。自分たちの未来も楽しいものに見えたりしたら素敵だなと思っています。

――演技や写真など、これからもいろいろな形で表現を続けていきたい?

雛形 そうですね。そのためにもやっぱりチャレンジしていきたいし、挑戦できることがたくさんあったらいいなと思います。今回の写真集自体が、本当に一つのチャレンジだったと思うんです。これがきっと自分の経験にもなっている。それをまた、ほかの場でも生かせるようになりたいなと思っています。

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