明石家さんまのバラエティ番組『恋のから騒ぎ』への出演を機に、グラビアアイドルとしてデビューするも、苦悩の日々を過ごした渡部いずみさん。

 そんな彼女が、かねてより憧れていた「峰不二子のようなウエスト」を手に入れるため決断した脂肪吸引は、想像の遥か上をいく壮絶なものだった……。

 体験した人にしかわからないダウンタイムの実態を、藤原亜姫氏のルポルタージュ『東京整形白書 あと1mm』(主婦の友社)より抜粋して紹介する。(全3本の1本目)

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「こんな仕事を取ってくる事務所ももう無理!」

 芸能界に入ってから時間がたつにつれ、グラビアで求められる『男ウケの仕事』はますます嫌になり、私は仕事を断ることが増えました。

「いずみ、グラビアじゃない仕事取ってきたから頑張ってよ。昼ドラだよ」

 それを聞いたときは久しぶりにやる気になって、体当たりで挑もうと思いました。けれどそれはレズビアンの役で、しかも昼ドラなのに全部脱がなきゃならない仕事だった。

 ああ、もう無理! こんなのやりたくない。芝居もできないしレズビアンの役もヌードも全部嫌だ、恥ずかしい! こんなの全然私じゃないって我に返っちゃって。

 こんな仕事を取ってくる事務所ももう無理、なんて言われてももういいやと思って、逃げるようにしてそこをやめました。

 実は、嫌な仕事を断るようになった時期から私は当時できたばかりの109のメンズ館、VANQUISHでバイトを始めていました。

 同時に細々とアパレルのホームページの広告モデルもやりながら、自分は将来どうやって生きていくかを模索していたのです。

部分痩せができず、脂肪吸引を決意

 グラビア時代は少々脂肪がついていたほうがよかったけれど、女性向きのアパレルの仕事は細ければ細いほど洋服が可愛く魅力的に見える。そこで一生懸命ダイエットをしたのですが、部分痩せだけがどうしてもうまくいかなかったんです。

 私は脂肪吸引を決意しました。半年は服が脱げないとお医者さんに言われましたが、幸い私はもう人前で脱ぐ必要はありません。

 お金は総額145万円、これはローンを組みました。高いですけど、エステで何百万もローン組んでちっとも痩せない子とかも見ましたし、結果が確実に出る美容整形はある意味明朗会計とも言えます。

写真はイメージ ©︎graphica/イメージマート

 サインをしながら心のどこかで、ああ、私またお金のためにキャバ嬢をやるだろうな、と思いました。

「2週間はまったく動けないよ」と言われたのでバイトは休ませてもらいました。