「無所属の議員を応援するのであれば…」“恫喝”を打ち明けた
「(建設業協会の2人に)言っておきました。『私に頼らない。私がいらないということで無所属の議員を応援するのであれば、私のいるところに来ている予算を、なんでそれを受注するんだ』と、はっきり言ってやりました。普通、人としてですね、『もう人間の普通の常識的な話じゃないか』ということで話をしました」
そう“恫喝”したことを打ち明けるのだった。発言は次のように続く。
「私はいま筆頭副幹事長という立場になってですね、『幹事長室にちょっと来てくれ』というふうに呼べば、こんなことはできるんですね」
「今度、私がこの選挙区からいなくなったら、完全に予算が切られますから。それを守るためにこういうことをやって、正しい方向に方向づけをしなくてはいけないと思ってやっていますので」
簗氏は終始、至極当たり前の主張をしているといった体で発言を重ねるのだった。
行政の公正性が歪められる懸念が生じる
政治部デスクが指摘する。
「国民の税金によって賄われている国家予算が各自治体の首長や地域住民の支持政党によって左右されるとすれば、行政の公正性が歪められる懸念が生じます。『私がこの選挙区からいなくなったら、完全に予算が切られますから』、つまり『自民党を支持しなければ予算が大幅にカットされる』と示唆するような言動は、選挙の公正性にも影響を与えかねないでしょう」
一連の発言は適切だったと言えるのか。簗氏に取材を申し込んだが、期限までに回答はなかった。
自民党大田原支部の地元議員も嘆く。
「選挙で勝った・負けたではなく、簗さんはこのエリアの代表なはず。それなのに、『予算を切ってやった』はあるまじき行為です! 地元でもほとんどの自民党議員がおかしい、と思っていますよ」
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《「週刊文春 電子版」では実際の”恫喝音声”や、“シャトルバス買収”疑惑について報じた記事を公開中。また、「週刊文春 電子版」および10月15日(木)発売の「週刊文春」では、【スクープ第3弾】として、簗氏の運動員買収疑惑に関する事務員5人の重大証言や、簗氏が秘書に送った“買収指示メール”の中身、さらに簗氏と家族の複雑な関係や、裏金事件を巡る“開き直り音声”などについて5ページにわたって詳報している》

