子どものときは自分が「背が小さい」という意識はなかった
――子どものころから「自分は背が低い」意識はありましたか。
のぶパンツ それが、ほんまになかったんですよ。冗談抜きで。中学2年ぐらいまで自分がめちゃめちゃ小さいってことに気づいてなくって。体育の授業で整列するときに一番前なのが当たり前でしたけど、それも個性の一つぐらいにしか思ってなくて。そういうもんなんだと。周りの友達も、それを指摘してきたりとか、からかったりするとか全然してこなかったんで。本当に恵まれた環境で育ったんだと思います。
たえちゃん 私も小学校のときから一緒にいましたけど、彼に対して「ちっちゃい」っていうイメージもなかったですし、それが原因で何か言われてたことも全くなくて。今でもその感覚は変わらないですね。SNSで発信するようになって、多くの人に見てもらう機会が増えて、「ああ、客観的に見たらそうなんかな」となったぐらいで、日常生活でそばにいて、彼の身長を意識するということはないですね。私にとっては、これが普通なんです。
――たえちゃんさんは小学6年生のときに162センチあったそうですけど、身長が高いことで困ったことはありましたか。
たえちゃん 中学、高校のころに、雑誌に載ってるようなフリフリのかわいい服が全然似合わへんっていう悩みぐらいで、ほんとそんなぐらいですね。骨格がしっかりしてるので、どうしてもガッシリして見えちゃうんです。だから、ダボっとしたズボンを穿くスタイルがもう中学からずっと続いていて、スカートとか、かわいい服を選ぶっていうのがあまりなかったです。ヒールを履くこともないまま、ずっとスニーカーで過ごしてましたね。男の子と並ぶと、私の方が見下ろす形になることが多くて少し気まずかった時期もありました。
――靴のサイズはどうですか。
たえちゃん レディースだとデザインが限られるので、メンズの25.5センチを買っています。履くのもスニーカーがほとんどですね。
――のぶパンツさんは?
のぶパンツ 僕は22.5センチです。今はキッズサイズでも大人顔負けのおしゃれなものがいっぱいあるので困らないんですけど、僕が若かった当時はやっぱり選択肢がなくて。みんなが履いてるような、先の尖った革靴とかがめちゃくちゃ欲しくて。ある日、親父と靴屋に行って「このサイズでかっこいい靴ありませんか」って店員さんに聞いたら、「ありますよ! 今めっちゃ流行ってるやつがあります」って自信満々に言われて、奥から持ってきたのが仮面ライダーの、靴がピカピカ光るやつだったんですよ(笑)。
――……。
のぶパンツ もう、絶句ですよね(笑)。横で親父もこらえきれずに笑ってたんで、まあ僕もつられて笑って、いいかなって。でも多分あのお店の人は悪気があったわけじゃなくて、本気で言うてたと思うんですよ。僕の背丈だけを見て、この子にはこれが似合うだろうって、親身になって出してきてくれたっていう。その善意が逆にちょっと切なかったですね。
