妻・たえちゃんさんは身長172センチ、夫・のぶパンツさんは身長138センチ。身長差34センチで、「逆身長差夫婦」として日本一の記録を保持する夫妻。
6人の子供を抱える日々をYouTubeチャンネル「バタージャム家族」で配信しているふたりに、気にしていなかった身長がコンプレックスになったきっかけ、それが原因で病んでしまった心、極限状況に陥っての入院などについて、話を聞いた。
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建築業界に就職して自分の身長がコンプレックスに
――のぶパンツさんは中学卒業後、すぐに建築業界に入られたんですよね。
のぶパンツ 勉強が大嫌いだったんで、早く社会に出て働きたかったんです。それで中学卒業してすぐ、親戚の紹介で建築業界に入って。
主にマンションの建築現場で働いてたんですけど、やっぱり体が小さいんで、何もかもが大変でした。重い資材を運んだり、高いところに手が届かなかったりっていうのがめちゃめちゃきつくて。
それに、周りの大人たちの目が、子どものころに感じていたものとは全く違ったんです。最初から「こいつはできへん」っていう色眼鏡で見るんですよ。「お前、その体じゃ何もできへんやろ」って、面と向かって言ってくる人もいて。生まれて初めて、自分の体がコンプレックスになりました。
――15年近く身長のことを言われてこなかっただけに、ショックが大きかった。
のぶパンツ そうなんですよ。子どものころはほんまになんも思ってなかったし、それが当たり前だと思ってたんで。でも、大人の世界、特に職人のような体力がものを言う世界で仕事をするようになって、自分の体が本気で嫌いになりました。何をやってもうまくいかないし、周りからは半人前扱いされる。完全に自己肯定感がなくなってしまった感じですね。
――どんなことが辛かったですか。
のぶパンツ 例えば、コンパネっていうでかい木の板があるんですけど、それを持ち上げるのにまず手が届かなかったりするんですよ。みんながヒョイと2枚持って運ぶところを、僕はやっとのことで1枚しか持てない。だから、みんなの倍動いて、スピードで勝負するとか、常に考えてました。どうやったらみんなと同じように、いや、それ以上にできるかを毎日試行錯誤して。
作業着もSサイズでもサイズが合うものがなくて、常にダボダボ。裾を何重にも折って、足首で縛ったりして対応してました。そういう一つ一つのことが、地味に心を削っていくんですよ。
