「文藝春秋」11月号の大特集「昭和百年 美しき日本人50」。その中から、お茶の間でも人気を得た芸能人やスポーツ選手に迫った記事を厳選して紹介します。[全7記事]
山口百恵 完璧なるハッピーエンド
中川右介(作家、編集者)
美しい引き際──山口百恵は、この、言うは易く行うは難しいことを実行したひとである。しかも、21歳という若さで。いや、21歳だから、潔く、未練なく、決断できたのかもしれない。21歳というと、普通は大学生か社会人になったばかりなので…

小泉今日子 一番素敵なのは電話の声
近田春夫(ミュージシャン)
僕は普段、彼女のことを「キョンキョン」じゃなくて、「キョンちゃん」と呼ばせてもらっています。1980年代、共通の知人である写真家の小暮徹がキョンちゃんと呼んでいたから、その流れで。一緒に仕事をするまでは会うこともなかったし、僕にとっては…

安室奈美恵 “沖縄の諦め”を吹き飛ばした
今井絵理子(内閣府副大臣)
小学校2年生の時、RBC琉球放送の「ホットナイト沖縄アイランド」という番組のカラオケ大会に出場し、決勝まで進んだことがあります。そこで負けた相手が、当時沖縄アクターズスクールの生徒だった安室奈美恵さんでした。沖縄に歌やダンスのレッスンを…

田村正和 手を振って「イダナイ」
上沼恵美子(タレント)
田村さんに初めて会ったのは昭和56(1981)年2月、私が25歳のときでした。私はお芝居は素人だったのに、なぜか、難波の新歌舞伎座で田村さんが座長を務める特別公演にお声がかかったのです。この公演は一部が「大阪善人」(川口松太郎作)、二部が…

樹木希林 内田裕也との相互信頼
箭内道彦(クリエイティブディレクター)
樹木希林さんとの最初の仕事は、FUJIFILMの「PHOTO IS」でした。「あなたにとって写真とは?」その問いにこたえていただくCM。随分あとになってから希林さんが打ち明けてくださったのですが、それまでCMに出る際は「そうでない方はそれなりに」の…

上岡龍太郎 カッコええ人
トミーズ雅(芸人)
何から話せばいいんやろ。上岡さんはおもろいだけでなく、言葉のセンスのある人やった。自己紹介のとき「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流。私が、上岡龍太郎です」って言う。「私は」やなくて「私が」なんです。「は」と「が」じゃ、ぜんぜん…

大谷翔平 いつまでも普通の人
冨田英揮(ディップ株式会社代表取締役社長)
「はたらくとは、傍(はた)を楽にすることだ」。私が新卒で入社した不動産会社の研修で教わった言葉です。どんな時も、自分の成績よりチームを優先する大谷さんにピッタリの言葉だと思いませんか? たとえば今季、大谷さんは本格的に投手として復帰し…

