「めっちゃ怖かった」宿舎の前に30人、キックボードで追いかけられ…
華やかな活躍の裏には、人気者ゆえの苦労もある。今年5月のABEMA『ナオキマンの都市伝説ワイドショー Season3』で、YUTAは私生活にまでつきまとう、行き過ぎたファン「サセン(※)」について語っていた。
(※)韓国語で「私生活」を意味する言葉に由来し、著名人のプライベートを侵害する過剰な追っかけやストーカー行為を行う人物のこと
メンバーと暮らしていた宿舎の前には、常に30人ほどのファンが張っていた上に、電動キックボードで追いかけられたこともあるという。そういった体験を包み隠さず「めっちゃ怖かったです」と率直に振り返っていた。
好きだからこそ、守るべき距離がある。YUTAが現役の人気スターとして、自らの言葉で「過激なファン」の話をしたことは、推し活のあり方を考えるきっかけになったはずだ。
デビュー10周年、SMとの再契約——31歳の新たな幕開け
今年7月7日、NCT 127はデビュー10周年を迎えた。7月15日には、SMがメンバー7人全員との再契約を発表している。SMはチームワークと、会社との信頼関係をベースにした再契約だと説明し、ファンも安堵した。特にYUTAは先述の通り、日本を拠点としたソロ活動も活発で「もしかしたら事務所を離れてしまうのでは?」と心配するファンも少なくなかったからだ。
最新アルバム『BLINGY』を携えたワールドツアー「NEO CITY – THE REDLINE」は、9月に韓国で開幕。日本公演は10月24・25日に埼玉のベルーナドームで開催された。
「みんなよく来たね!死ぬ気で駆け抜けていくんで。後ろの席のみんなのことも良く見えているからね」
YUTAらしいコメントでライブ初日がスタート。「今回のREDLINEというタイトルは、5人で限界を超えていこうぜ!という気持ちを込めて作った」と語った通り、兵役で不在のメンバーのパートも歌い、気迫あふれるパフォーマンスを披露していた。今回のチケットはソールドアウト。筆者はWOWOWの生中継で鑑賞したが、カメラへのサービスや、しゃがんでファンと目線を合わせてコミュニケーションをとろうとする姿から、画面越しでも彼の誠実さがひしひしと伝わってきた。
K-POP、J-ROCK、役者という三つのフィールドで、彼は今もなお新しい自分を更新し続けている。ベルーナドームでのコンサートの締めくくり、YUTAがファンにこう約束した。
「来年、ドヨンとジョンウが帰ってきたら、またツアーできるように頑張るから」
ピッチを離れたあの日から、走ることをやめなかった元サッカー少年は、今、誰よりも広いフィールドを駆けている。31歳のYUTAが次にどんな景色を見せてくれるのか。期待は高まるばかりだ。
その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。




