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「自由」とはなんなのか
結局のところ、個人事業主という働き方には、明確なメリットとデメリットがある。自分で働き方を決められる可能性がある一方で、収入の不安定さや経費、休業時のリスクを自分で背負う必要がある。
「個人事業主だから悪い」ということではない。重要なのは、自由を手に入れる代わりに、どのリスクを自分で引き受けるのかを理解しているかどうかである。
求人広告の「月収50万円可能」という数字を見たとき、本当に見るべきなのはその数字だけではない。経費を引いたらいくら残るのか。その金額を得るために何時間働くのか。
病気やけがで休んだらどうなるのか。仕事が減ったとき、どうやって生活するのか。契約を打ち切られたら、次の仕事をすぐに見つけられるのか。そして、仕事を辞めたくなったとき、車両の契約や借入はどうなるのか。
ここまで考えて初めて、その仕事が本当に「高収入」なのか、「自由」なのかを判断できる。
個人事業主という働き方は、会社員より自由なのかもしれない。しかし、それは必ずしも楽だという意味ではない。自由とリスクを、自分で引き受ける働き方なのである。
そのことを理解した上で選ぶのであれば、個人事業主という道には意味がある。しかし、「会社員より自由になりたい」という気持ちだけで飛び込むのであれば、一度立ち止まったほうがいいだろう。